エンゼルスの大谷起用プラン 5月中旬の復帰後は毎週水曜日に登板か

投手としてのメジャー復帰は5月中旬ごろが想定されている大谷翔平(エンゼルス)だが、エンゼルスは大谷復帰後の起用プランを具体的に考え始めているようだ。メジャー1年目の2018年は毎週日曜日(日本時間の月曜日)に登板していた大谷だが、エンゼルスのジョー・マドン監督によると、大谷が投手としてメジャー復帰を果たしたあと、毎週水曜日(日本時間の木曜日)に登板させるプランが浮上しているという。

今季からの新ルールにより、大谷は開幕からメジャーで指名打者として試合に出場しつつ、投手としてマイナーで調整登板を行うことが可能になった。よって、レギュラーシーズン開幕から投手としての復帰の準備が整うまでのあいだは、メジャーでは指名打者に専念し、マイナーでは投手としてメジャー復帰の準備を進めていくことになる。

そして、エンゼルスは大谷が投手としてメジャーに復帰する際、毎週水曜日(日本時間の木曜日)に登板させるプランを持っている。マドンはこのプランについて「水曜日は(大谷を登板させるのに)良い日だと思うんだ。水曜日がどのような日であるかを考えれば、このプランが理にかなっていることを理解できるだろう」とコメント。エンゼルスは木曜日(日本時間の金曜日)に試合がないケースが多く、試合がない日を大谷の登板翌日の休養にあて、金曜日(日本時間の土曜日)には大谷を指名打者として起用できるというわけだ。

マドンはこのプランを確約したわけではないが、このプランに従うのであれば、大谷の投手としてのメジャー復帰は、翌日が「試合のない木曜日(日本時間の金曜日)」となっている日本時間5月14日の本拠地でのナショナルズ戦か、同5月28日の本拠地でのインディアンス戦が有力。そこからは週に1度のペース(中6日)で登板することが予想される。

マドンは「まずは健康であることが第一だ。もし彼が健康であれば、見るのが本当に楽しみな、特別な存在だよ」と大谷への期待を口にした。

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