ツインズの開幕投手は右腕・ベリオス 2年連続2度目

日本時間3月12日、ツインズのロッコ・バルデリ監督は今季の開幕投手にホゼ・ベリオスを指名したことを発表した。ベリオスが開幕投手を務めるのは昨季に続いて2年連続2度目となる。なお、ツインズは敵地オークランド・コロシアムでアスレチックスと開幕4連戦を戦う予定だが、オークランドが3月末まで1000人以上が集まる大規模イベントの開催を禁止することを発表したため、開幕4連戦の開催地が変更となる可能性がある。

バルデリは「ベリオスは以前、開幕投手を務めたことがある。今季もう一度、開幕投手を務めることになるだろう」と語り、昨季に続いて今季もベリオスに開幕投手を任せることを明らかにした。「彼は準備ができている。状態はとても良さそうに見える。開幕戦は彼が登板するのに相応しい舞台だと思うんだ」と指揮官はベリオスのコンディションに太鼓判を押す。

現在25歳のベリオスは、2016年にメジャーデビューを果たし、翌2017年に自身初の2ケタ勝利となる14勝をマーク。2018年には初めて規定投球回をクリアし、12勝11敗、防御率3.84、202奪三振を記録した。自身初の開幕投手を務めた昨季は、開幕戦で8回途中2安打10奪三振無失点の快投を披露してシーズン初勝利を挙げる幸先の良いスタートを切り、最終的には自身初の200イニングを突破して14勝8敗、防御率3.68、195奪三振をマーク。2年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、ツインズのエースへと成長を遂げた。

ツインズの投手が2年連続で開幕投手を務めるのは、直近10年間ではカール・パバーノ(2011~2012年)とアービン・サンタナ(2016~2017年)に続いてベリオスが3人目となる。今季のツインズ先発陣は、ベリオスを軸として、ジェイク・オドリッジ、前田健太、ホーマー・ベイリーの4人で先発4番手までは確定。マイケル・ピネイダ(PED使用により出場停止)とリッチ・ヒル(左肘手術)が不在のため、現在は先発5番手の座をめぐって熾烈な競争が繰り広げられている。

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