メキシコ移籍の高木勇人、指揮官は先発として期待 「役割を十分に担ってくれる」

メキシカンリーグのレオネス・デ・ユカタンに加入した元巨人、西武の高木勇人【写真:荒川祐史】

昨季のローテ投手が移籍し指揮官の期待も高まる

 メキシカンリーグのレオネス・デ・ユカタンでプレーする元巨人、西武の高木勇人投手に対し、チームのヘロニモ・ヒル監督が高い期待を持っていることを明かした。地元紙「ラ・ホルナーダ・マヤ」が報じている。

 ユカタンの指揮官はかつてMLBで捕手としてプレーしたメキシコの名選手。同紙は「ヒルは、高木が投手陣に刺激を与えてくれると信じている」との見出しを付け、ユカタンの投手陣について報道。「チームには多くの選手たちがおり、彼らに登板機会を与えるつもりだ。最も大事なことは、ベースとなるメキシコ人選手たちが質の高さを維持し、機能した状態で開幕を迎えること」という指揮官のコメントを紹介した。

 その上で高木については「とてもいい評判がある」とし「彼は戦える力のある投手。オープン戦を見なければいけないが、チームの役割を十分に担ってくれる選手だと思っている」と言及し、高木が指揮官から先発の一角として大きな期待を寄せられていることを強調した。

 ユカタンでは今オフ、昨年リーグトップとなる15勝2敗、防御率2.26の成績を残し、ウインターリーグでもドミニカ共和国のティグレス・デル・リセイで4勝1敗、リーグトップの防御率1.11の成績で、夏冬ともに各リーグの最優秀投手賞を受賞したエースのドミニカ人、セサル・バルデス投手がボルティモア・オリオールズに移籍。さらにメキシコ代表で、昨年9勝5敗、防御率リーグ4位の4.05だったホセ・サマヨア投手もトロス・デ・ティファナに交換トレードされており、先発陣の再構築が必要とされている。(Full-Count編集部)

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