NPBに新型コロナ専門家から提言 感染予防対策としてアルコール飲料販売抑制も

NPBの斉藤惇コミッショナー【写真:編集部】

選手・関係者にはベンチなどでの濃厚接触回避も提言している

 日本野球機構(NPB)は12日、第3回新型コロナウイルス対策連絡会議を東京都内で開き、感染症対策について専門家チームから具体的な提言を受けた。NPBはこの提言を公式ホームページで公開した。

 提言書は、大きく6項目に分けて感染症の説明、対応策などを詳細に示している。選手、関係者に対してはベンチ、ロッカー、シャワー室などでの濃厚接触の回避も予防対策になると指摘。観客に対してはスタジアム内でのアルコール飲料販売の抑制も提言。「感染リスク要検討」とし、両手の手のひらを上下に合わせる「サメダンス」や、タオルを回した応援などにも言及している。

 同会議は新型コロナウイルス感染拡大を受け、NPBなどが専門家を交えて発足。3月3日に第1回会議が開かれた。9日の第2回会議では専門家の「延期が望ましい」との意見を受け、NPBは3月20日に予定されていた開幕延期を決めている。(Full-Count編集部)

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