約70年前に閉業 醤油の蔵元がホテルとして復活へ

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 江戸時代に創業し約70年前に閉業した醤油の蔵元を、ホテルとして復活させようという取り組みが田原本町で行われています。

 この取り組みは、田原本町で1689年・元禄2年に創業した、マルト醤油の18代目・木村浩幸さんが行っています。

マルト醤油 木村浩幸さん

「蔵の改装に、今は入っておりまして、これから夏の宿泊施設の開業に向けて、今着々と準備をしております。」

 マルト醤油は、地元の食材にこだわった醤油を長年作り続けてきましたが、約70年前、木村さんの祖父の代で閉業。しかし、当時使われていた 倉庫や屋敷はそのまま残されました。

今回のホテルは、こうして残された建物の良さをそのまま味わってもらおうと、7室の客室のうち5室は当時材料を保管していた蔵を使っています。一階はリビングに、職人たちが寝起きしていた屋根裏の2階部分は寝室に改装します。また、皇族も使用したという座敷のある母屋は、醤油や地元食材を使ったレストランにするということです。

マルト醤油 木村浩幸さん

「70年前の姿をもう一度、現代の人たちに感じていただけるような設えをしているんですけれど、醤油の醸造文化もそうですし、地域の景色や食文化を楽しんでいただきたいと考えております。」

 なお、現在田原本町内に主だった宿泊施設はなく、今年7月オープン予定の木村さんのホテルが、第一号になるということです。