国公立大2次試験 後期日程始まる コロナ対策も 長崎大と県立大、1103人が受験

サーモグラフィーで受験生(右)の体温を確認する大学職員=佐世保市、県立大佐世保校

 国公立大2次試験の後期日程が12日、全国で始まり、県内では長崎大と県立大を計1103人が受験した。
 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、県立大は試験会場の入り口にサーモグラフィーを設置し、受験生の体温を確認。試験中のマスク着用を義務付けた。両大学とも、会場の換気や消毒液の設置などの対策を講じた。
 長崎大は10学部239人の募集に対し、昨年より189人少ない576人が受験。欠席率は64.9%。県立大は5学部109人の募集に対し、昨年より139人少ない527人が受験。欠席率は68.3%だった。
 県立大佐世保校(佐世保市川下町)で地域創造学部実践経済学科を受験した山口県立防府高の吉松和希さん(18)は「前期で落ちた分、後期で取り返そうと小論文の対策をしてきた。自分の考えは書くことができたので、自信はある。結果が出るまではゆっくりしたい」と話した。
 合格発表はともに21日。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、両大学とも構内での合格者番号の掲示はせず、午前10時にそれぞれの大学ホームページに掲載する。

© 株式会社長崎新聞社