<レスリング>3.13~15パンアメリカン予選(カナダ)は予定通り実施

オリンピック出場枠獲得を目指す2018年世界王者デービッド・テーラー(米国)

 アジア、アフリカ&オセアニア、欧州の東京オリンピック予選が相次いで延期となる中、パンアメリカン予選が13日からカナダ・オタワで行われる。世界レスリング連盟(UWW)は、男女18階級に、18ヶ国から158選手のエントリーを発表した。

 各階級とも昨年9月の世界選手権(カザフスタン)で出場枠を取れなかった国のみで争われ、上位2選手が出場枠を獲得する。試合は、13日が男子グレコローマン、14日が女子、15日が男子フリースタイル。

《昨年9月現在のパンアメリカンの国の出場枠獲得状況》
米  国(女子68・76kg級/男子フリースタイル74・97kg級)
キューバ(男子グレコローマン67・130kg級)
コロンビア(男子フリースタイル86kg級)


 男子グレコローマンでは、2階級(67kg級・130kg級)で出場枠を持っているキューバが、残る4階級での出場枠獲得を目指す。まだ出場枠のない米国は、130kg級で2018年世界選手権2位のアダム・クーンらがエントリー。

 女子は、76kg級に2016年リオデジャネイロ・オリンピック75kg級優勝のエリカ・ウィーブ(カナダ)がエントリー。50kg級は、53kg級で2018年世界2位のサラ・ヒルデブラント、53kg級は昨年の55kg級世界チャンピオンのジャカラ・ウィンチェスター(米国)が、ともに階級ダウンに挑む。

 男子フリースタイルは、74・97kg級の2階級で出場枠を持っている米国が、57kg級で2017年世界選手権2位のトーマス・ギルマン、86kg級で2018年世界王者のデービッド・テーラーなどの布陣で臨む。テーラーは昨年5月にひざを負傷し、手術で戦線離脱。約10ヶ月ぶりの試合となる。

 出場枠を持っていないキューバは、65kg級の2017・18年世界選手権3位のアレハンドロ・バルデス・トビエールらで出場枠獲得を目指す。125kg級には、昨年のグレコローマン130kg級で2位に入ったオスカー・ピノ・ヒンズがエントリー。

 

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