プリンセス・クルーズ、2ヶ月間全クルーズ船の運航を停止

カーニバル・コーポレーションは、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、傘下のプリンセス・クルーズが保有するクルーズ船18隻を、5月10日まで運航しないと発表した。5月11日から運航を再開する。

今後5日以内に終了するクルーズは、終了まで運航する。3月17日以降にも運航するクルーズは、運用要件を考慮して、乗客にとって最も便利な場所で終了する。利用者が帰宅するために、可能な限りのことを行うという。

プリンセス・クルーズでは、影響を受ける乗客に対し、支払ったクルーズ代金の100%を、次回以降のクルーズ代金として使用できるフューチャー・クルーズ・クレジットとして提供するほか、追加のクレジットも付与する。現金での払い戻しを請求することもできるものの、コールセンターでの待ち時間が長くなることが想定されるため、ウェブサイトのフォームから連絡するよう求めている。

プリンセス・クルーズが運航するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号と「グランド・プリンセス」号では、新型コロナウイルスの感染者が複数発生した。

ジャン・スワーツ社長は、「これは難しい経営判断ではありますが、当社の基本的な価値観に沿った正しい判断であると確信しています。」とコメントした。

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