特措法改正案採決 立憲・阿部氏が造反

阿部知子氏

 新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案の衆院本会議採決で、立憲民主党の阿部知子氏(衆院神奈川12区)が党の賛成方針に造反して反対姿勢を示し、本会議を欠席した。

 小児科医でもある阿部氏は本会議後の取材に、改正案はPCR検査の実施件数と結果の公表を定めていないと指摘。「感染症の基本は国民との対話なのに、情報公開がなければ政府は客観的データに基づかない勝手な判断ができてしまう」とし、「政府に強い権限を与えるのは反対だ」と話した。党執行部にも同様の考えを伝えてきたという。

 本会議欠席の理由には、森雅子法相の原発事故に関わる発言への反発も挙げた。

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