オープン戦中断が決定 シーズン開幕は最低2週間の延期に

日本時間3月13日、メジャーリーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、30球団との電話会議とメジャーリーグ選手会との協議の結果、スプリング・トレーニング(オープン戦)を中断し、レギュラーシーズン開幕を少なくとも2週間延期することを決定した。選手や球団関係者、そしてファンの健康と安全を第一に考えた結果、今回の決断に至った。

メジャーリーグ機構は、今後も新型コロナウイルスの感染拡大の動向を注視し、レギュラーシーズン開幕について判断する方針だ。オープン戦が中断となったため、各球団の活動に関するガイドラインについては、数日以内にアナウンスされる見込みとなっている。日本時間3月13日午前5時以降に予定されていたオープン戦は全てキャンセルとなり、アリゾナ州ツーソンで開催予定だったワールド・ベースボール・クラシックの予選も開催延期が決まっている。

メジャーリーグ機構と各球団は、レギュラーシーズンのスケジュールに関して、様々なプランを準備していると見られる。できるだけ早くレギュラーシーズンを開幕させて、予定通りの試合数を消化できるのが理想だが、短縮シーズンなどの可能性も含め、状況に合わせて臨機応変に対応していくことになるだろう。今後のスケジュールについては、適切なタイミングでアナウンスされる予定となっている。

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