旅先で歩き回る日。疲れにくくする工夫と疲れの取り方【前編】

旅へ行くとあれを見たい、ここも行きたいと夢中になって歩き回るので、宿に戻るころにはもうクタクタ・・・。という人は多いのではないでしょうか。旅行ガイドブックのライターとして、取材で1日に20km歩く筆者がいつもしている、疲れにくくする工夫と疲れの取り方を紹介します。

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【疲れにくくする:1】たくさん歩く日はスニーカー

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疲れにくくするために一番大切なのは、なんといっても靴です。軽く、ソールが厚めで、自分の足にフィットするスニーカーを履きましょう。ソールが薄いスニーカーなら、スポーツ用の中敷きを入れてクッション性を高めるという手もあります。NIKEやadidasなどおなじみのスポーツブランド以外では、アウトドアブランドのColumbiaにも軽くて歩きやすい靴がそろっています。

とはいえ、旅ではドレスアップしたいシーンもありますよね。レストランや高級ブティックに行ったり、演劇や音楽鑑賞などの予定があるなら、そのときだけ靴を履き替えましょう。

どうしても履き替えるタイミングがないという場合は、スニーカーでもシンプルでスリムなレザー素材のものを選ぶと、かなり雰囲気を変えられます。ただし、高級レストランなどはスニーカーでは入れない場合もあります。行きたい場所のドレスコードを確認して、スニーカーが禁止されていないかあらかじめ確認しておきましょう。

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暑い国へ行くなら、スポーツサンダルもおすすめです。ソールが厚く、ベルトで甲と足首が固定できるものならたくさん歩けます。TevaのHURRICANEというモデルは甲や足首のサイズ調節が簡単で、ソールがしっかりしているので、歩き回る旅にぴったりです。

【疲れにくくする:2】荷物をできるだけ軽くする

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持ち歩く荷物が重いと、それだけで疲れてしまいます。荷物はできるだけ軽くしましょう。カメラやモバイルバッテリーなどのガジェット類、バッグや財布も軽いものを選びます。コスメを入れるポーチの中身も外出先で必ず使うものだけを厳選してミニサイズで揃えましょう。

一つひとつの持ちものを1gでも軽くなるように意識して選ぶと、結果として荷物がとても軽くなります。

【疲れにくくする:3】日差しを避ける

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たくさん日光を浴びた日に、「今日はすごく疲れたな」と感じたことはないでしょうか。筆者は取材時に、帽子、サングラス、日傘などをシチュエーションに合わせて使い、直射日光をできるだけ避けています。町を歩くときも、建物の影を歩いた方が疲れにくいと感じます。

なお、寒い地域の場合はこの限りではありません。建物の影は道路が凍結していることもあるので、気をつけて歩いてください。

暑い地域を旅する場合は、正午前後の日差しが強くて影が少ない時間帯は博物館、モール、レストランなど室内で過ごせるようにスケジュールを組むとよいでしょう。

【疲れにくくする:4】無理をせず、休憩を入れる

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「せっかくの旅だから」とあれもこれもと予定を詰め込みたくなりますが、ゆったりと無理のないスケジュールを組むのがおすすめです。疲れたらカフェでお茶をしたり、一度ホテルに戻って休んだりできるような時間的余裕をもちましょう。予定を組むときは「絶対に行きたいところ」と「体力と時間に余裕があれば行きたいところ」に分けてリストアップし、優先順位をつけておきます。

あまり無理をすると疲れるだけでなく、判断力が鈍って事故に遭ったり、犯罪に巻き込まれたりする危険性も高くなってしまいます。また、同行者がいる場合、疲れはケンカのもと。自分と同行者の体力を考えた無理のないスケジュールを組めば、旅がもっと楽しくなります。

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