オランダ、今年景気後退入りも 新型コロナの影響次第=中銀総裁

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[アムステルダム 12日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるクノット・オランダ中銀総裁は12日、新型コロナウイルスの影響次第でオランダが今年、リセッション(景気後退)に陥る可能性があるとの認識を示した。

オランダ経済政策分析局(CPB)は今月3日、2020年の国内経済成長が1.4%年に減速すると予測した。欧州で新型ウイルスの深刻な感染拡大が下半期も続いた場合、成長率は0.9%に低下する可能性があるとの見方も示した。

クノット総裁はテレビ番組で、この予測について「楽観的なシナリオに見える」とコメント。「あり得る(シナリオだ)が、新型ウイルスが早期に封じ込められることが前提だ」とし、これより悪いシナリオもあると述べた。

ECBは12日の定例理事会で、量的緩和の拡大などを決定したが、政策金利は据え置いた。

クノット総裁はこれについて「必要になれば、ECBの金利引き下げを阻むものはない」と述べた。

ただ「金融政策は通常、信頼感を取り戻すことで効果を発揮するが、ウイルスを抑制できない限り、市場心理を回復させることはできない」とし、「それが再び可能になるまで緩和手段を温存するほうが好ましい」との見方を示した。