「夏目漱石、正岡子規が歩いた街に、路面電車と自転車で暮らす」 南海放送・青木美奈実アナ インタビュー【後編】

「夏目漱石、正岡子規が歩いた街に、路面電車と自転車で暮らす」 南海放送・青木美奈実アナ インタビュー【後編】

3月13日に放送される「和牛×スーパーマラドーナ×バンビーノのうまいのぉ!愛媛」(南海放送)。MCを務める青木美奈実アナウンサーにインタビュー! 後編となる今回は、青木アナ自身の魅力に迫る!(【前編】はこちら)。

日本テレビ系連続ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」の、青木アナが出演するYouTubeの番組宣伝映像は11万回再生を超え、RNB南海放送、鹿児島のMBC南日本放送のラジオ2局同時放送への出演など、昨今、南海放送のラジオ、テレビなど以外の仕事がどんどん増えているが、実感はあるのだろうか

「想定外というか、自分でも驚いています。東京での取材も今回が初めてなのです。非常にありがたいなと感じています」

そもそも、なぜ愛媛県の放送局である南海放送に就職したのだろうか?

「せっかくの就職活動の機会なので、放送局以外の企業も含めていろいろな企業を受けてみたいと思っていました。その中でも一番早く内定をいただけたのが、幼い頃から親しみのあった放送局である南海放送でした。実家が愛媛だったことも大きいと感じています。そのおかげで、今はとても暮らしやすく、もしかすると両親も喜んでくれているかもしれません」

実際にアナウンサーとして愛媛で暮らしてみると、学生時代とは変わったことがあるのだろうか。

「学生の頃は友人との旅行や、就職活動で東京に行っていましたが、久しぶりにアナウンス研修で東京に行った時には、すごく疲れてしまってびっくりしました。それだけ、愛媛ののんびりした生活に慣れたのだと思います。松山はオフィス街と市街地がコンパクトにまとまっているので暮らしやすいんです。アナウンス室からの松山城と路面電車が見える風景も大好きです」

非常にのんびりとしていて、すごしやすいという愛媛県の暮らしだが、アナウンサーとしてはまだ1年目。何か苦労する点もあるようで…。

「就職活動の頃にはほとんど意識していませんでしたが、実家で暮らしていると眠っていた伊予弁がよみがえる感覚があります(笑)。関西の頃の友達に会うと『そんなしゃべり方だったっけ?』と言われます。ニュースを読む時は言葉のアクセントを標準語にするので、常に自分のアクセントを疑って、アクセント辞典で気になる部分はすべて調べ、標準語でしゃべれるように下読みをして、本番に挑んでいます。準備には、まだまだ時間がかりますね。ただ、地元の言葉はこれからも大切にしていきたいと思います」

現在、青木アナは1年目でありながら、ラジオの番組を1人で担当をしている。

「愛媛県の県政に関しての番組『週刊みきゃんラジオ』を毎週土曜(午前11:10)に放送しています。愛媛県のイベント、県政の情報などをお伝えしていて、最近の収録では今年4月からの自転車保険義務化についてお話ししました。番組は県の職員など専門の方を招いて、打ち合わせから収録、編集まで私が行います」

自身で出演だけでなく、制作に関わることのできる地方局は、放送マンとしてのスキルをあまねく身に付けるにはピッタリかもしれない。番組の出演者でありながら番組の制作者でもある。テレビ、ラジオ局のアナウンサーであると同時にインターネットのメディアにも出演する。一つのジャンルの業務や媒体に縛られず、さまざまな経験を積み、新しいファン層をも拡大していく。そんな、いくつものジャンルの壁を越えていく青木アナと南海放送の躍進を、これからも期待してやまない。

【プロフィール】


青木美奈実(あおき みなみ)
愛媛県出身。2019年に南海放送に入社。現在の担当番組は、「週刊 みきゃんラジオ」。2019年は、RNB南海放送、鹿児島MBC南日本放送の2局同時生放送の特番、時空超越バラエティショー「さつまいよ」で、くのいちリポーターを務めた。

<メッセージ>
大好きな愛媛。これから、たくさんの人々と出会い、愛媛のことをもっと知って、地域と共に歩んでいけることに、とてもわくわくしています。よろしくお願いします!

<ブログ>
アナ室的今コレ
https://blog.rnb.co.jp/annoblog/?author=12

【番組情報】


「和牛×スーパーマラドーナ×バンビーノのうまいのぉ!愛媛」
南海放送
3月13日 午後7:00~7:56

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