ハウステンボス 16日から一部営業再開 屋内施設は22日まで休止

ハウステンボス

 新型コロナウイルスの感染防止のため、臨時休園している佐世保市のハウステンボス(HTB)は12日、屋内施設を休止したまま、16日から営業を再開する、と発表した。屋内施設は22日まで休業し、今後の状況を見て全面再開する方針。
 20日に予定していた新エリア「光のファンタジアシティ」のオープンは延期。4月4日の「春の九州一花火大会」は、大型集客イベントのため中止を決めた。
 パレスハウステンボスや、バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)のコンテンツを集めた「VRの館」、劇場「ミューズホール」などの施設は休止。一部を除き、飲食店と土産物店は営業する。マスクの着用を推奨し、入場口には検温のため赤外線サーモグラフィーを設置。37.5度以上の人は入場できない。
 入場料に変更はないが、「1DAYパスポート」の購入者には園内での飲食などに使える2千円分のクーポン券を贈る。HTBは「敷地が広く、屋外であれば集団感染のリスクは低いと判断した。お客さまからの要望も多く、営業の一部再開を決めた」としている。

© 株式会社長崎新聞社