長崎港2バース化 赤羽国交相「ちゃんとやります」 長崎県など要望

赤羽国交相(中央)に長崎港の2バース化を要望する中村知事ら=東京、国土交通省

 長崎港松が枝埠頭(ふとう)に大型船2隻を接岸できる2バース化について、中村法道知事らが12日、国土交通省で赤羽一嘉国交相に面会し、新年度の新規事業化を要望した。面会は非公開で、出席者によると赤羽国交相は「分かりました。ちゃんとやります」と応じたという。
 2バース化を巡って同省は、新規事業化の予算を計上する方針を固め、国の事業評価部会での審議などを経て正式に決まる。要望は決定の前に地元の熱意を再度伝えるため上京し、整備促進期成会の宮脇雅俊会長や公明党の秋野公造参院議員らが同席した。
 面会後、中村知事は「長崎のまちづくりの観点からも2バース化は必要」などと話し、事業化が決まれば県としても準備を進める考えを示した。

© 株式会社長崎新聞社