アルファタウリ・ホンダ、F1第1戦オーストラリア中止を支持「F1はこの状況を切り抜ける」

 ホンダ製パワーユニットを積み、2020年のF1を戦うスクーデリア・アルファタウリは3月13日にリリースを発表。同日朝にFIAなどから発表された2020年シーズン第1戦オーストラリアGP開催中止の決定を支持し、「F1はこの状況を切り抜ける」とした。また、チームの拠点がイタリアにあることを挙げ、「ヨーロッパで急速に状況が悪化していることについてもチームスタッフ全員が心配している」とも述べている。

 オーストラリアのアルバート・パーク・サーキットで13~15日の日程で行われる予定だった2020年のF1開幕戦は、参戦チームのひとつであるマクラーレンF1に新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が出たことや、地元当局から開催中止要請を受けたことなどから、公式セッション実施当日の朝に開催中止がアナウンスされた。

 この発表を受けて、アルファタウリ(2019年までのトロロッソ)が大会中止を支持するとのリリースを発表した。

「すべてのモータースポーツファンと同様に、F1オーストラリアGPが中止されたことを残念に思っている」

「しかし、新型コロナウイルスを取り巻く状況がエスカレートし、パンデミックと位置づけられる状況となった今、FIAとF1、オーストラリアGPコーポレーションが下した中止の決定は正しいものだと信じている」

「実働部隊の健康と安全が最重要であり、またチームの本拠地がイタリアにあることから、ヨーロッパで急速に状況が悪化していることについてもチームスタッフ全員が心配している」

「F1はこの状況を切り抜けると思う。今後もF1参戦全チームがシリーズの運営母体やステークホルダーたちとともに状況を見極めていく」

 F1では、新型コロナウイルスの影響で第4戦中国GPの開催延期が確定済み。3月20~22日の第2戦バーレーンGPについては13日の時点で無観客開催が予定されている。

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