昨年8月 50歳を迎えたジャズ・ボーカリスト「ギラ・ジルカ」のメジャー・デビュー シングル「ケンちゃん/ダメですか」が発売された。発売から7か月 ここにきてヒットの兆しが現れ始めている。
「ギラ・ジルカ」イスラエル人の父と日本人の母との間に神戸で生まれ バークリー音楽大学でボーカルを専攻とユニークなプロフィールを持つ彼女が満を持してメジャーデビューで選んだ楽曲はなんと「歌謡曲」。ジャズ・ボーカリストとして20年以上のキャリアを持つ彼女を知る人間にとってそれはかなり想定外な選択に映ったことであろう。
そしてさらに「ケンちゃん」という曲のユニークさにまた驚かされる。作曲は美樹克彦氏 言わずと知れた日本を代表する歌い手でありシンガー・ソング・ライター。そして作曲はここ数年美樹克彦氏の作品作りのパートナーを務める木暮美紀氏。「ケンちゃん」という歌詞が合計87回繰り返される独特な世界観を待つ歌謡曲である。「ケンちゃん ケンちゃん ケンちゃん ケンちゃん～」とひたすら「ケンちゃん」という言葉を連呼し最後のリフレインでは「ケンちゃん」×56と圧巻である。
この曲の面白さに最初に気づいたのはラジオにリスナー達。楽曲がオンエアされるとSNSへの書き込みを始めた。YouTubeでの「ケンちゃん ダメですか トレーラー」の再生回数は昨年末の9000回が3/12には54000再生を超えた、レコチョク ジャズランキング デイリーでは3/11についに1位を獲得、発売から7か月ヒットの兆しが出始めてきた。
そしていよいよ本日12時待望の「ケンちゃん」Music Videoが公開。これからの「ケンちゃん」の動きに注目して欲しい。
