レギュラーシーズン開幕延期 知っておくべき5項目

新型コロナウイルスの感染拡大により、オープン戦を中止してレギュラーシーズンの開幕を少なくとも2週間延期することを決定したメジャーリーグ。選手やファンの健康と安全を最優先に考え、前例のない決断が下された。メジャーリーグ公式サイトでは、レギュラーシーズンの開幕延期を受けて、アンソニー・カストロビンスが「知っておくべき5項目」を簡潔にまとめてくれている。ここではその5項目を紹介する。

【1】レギュラーシーズンはいつ開幕するのか
現時点では具体的な開幕時期について言及されていない。日本時間3月27日に予定されていた開幕が少なくとも2週間延期されるということがわかっているだけである。新型コロナウイルスの感染拡大について、今後の動向を見ながら、適切なタイミングで判断が行われる予定となっている。

【2】開幕延期によるスケジュール変更の可能性
メジャーリーグ機構は、開幕延期となったレギュラーシーズンについて、短縮シーズンの可能性も含め、様々な選択肢を準備していると見られる。できるだけ早くレギュラーシーズンを再開し、予定通りのスケジュールを消化するのが理想ではあるものの、状況に応じて臨機応変に対応する姿勢を示している。

【3】スプリング・トレーニングへの影響
日本時間3月13日午前5時をもって、予定されていたオープン戦は全てキャンセルとなった。また、アリゾナ州ツーソンで開催される予定だったワールド・ベースボール・クラシックの予選も延期となることが決定している。

【4】マイナーリーグへの影響
日本時間4月10日に開幕予定だったマイナーリーグも、メジャーリーグの決定を受けて、シーズンの開幕を延期することを決定している。

【5】レギュラーシーズン開幕に向けた選手の準備
球団によって対応が異なっているものの、すでに今後数日間のプランを明らかにしているチームもある。たとえば、ダイヤモンドバックスは日本時間3月14日からキャンプ施設を選手に開放し、練習を行うことができる環境を準備する。ブリュワーズは日本時間3月14日と17日に任意参加の練習を行うようだ。マリナーズはレギュラーシーズン開幕までキャンプ地のアリゾナ州ピオリアにとどまり、練習を行う予定となっているが、その様子は一般公開されない見込みとなっている。

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