堂本光一が見せる“素の自分”。「Endless SHOCK」に懸ける思いとは?

エンターテインメントのバックステージを長期密着取材し、そこに生きる人々のリアルな姿を描き出してきたフジテレビ系の「連続ドキュメンタリーRIDE ON TIME」(レギュラー放送は金曜深夜0:55、関東ローカル)。3月13・20日(深夜1:15)の放送から2週にわたって前・後編で、堂本光一を特集する。

堂本は、舞台「Endless SHOCK」の主演として、21歳から帝国劇場のステージに立ち、40歳を越えた今なお、体を張った演出でその作品を守り続ける。番組では、20年という長きにわたり、この舞台で生きてきた者の強い信念に迫る。

「Endless SHOCK」は、歌やダンス、フライング、22段にも及ぶ大階段落ちなどを盛り込んだミュージカル。ニューヨークの小劇場でショーに出演する若者たちが、ブロードウェイでの成功を夢見る姿を描いた物語だ。堂本が演じるのは、カンパニーの中心となってショー作りにまい進する主人公。座長である本人さながらの役どころだ。

作品の進化について、堂本は「ちっちゃいことなんですけどね。よくメディアの方に『どう進化するんですか?』『どう変更するんですか?』と質問される。それこそ『音楽を変えました』とかは分かりやすいですよね。そんなことよりもっと細かいところをどうしようかなって。『あそこの照明のタイミングを0.5秒早くしたんです』っていう変更の方が大事だったりする。長くやるってそういうことなんですよね。自分の中ではそういう無駄と思える時間も絶対的に無駄じゃないと思える信念があるんですよね」と話す。

さらに、「作品を愛してほしいんですよ。全員が『Endless SHOCK』を好きになってほしいんです。それが一番ですね。俺を見てくれって思ったことないです」と語る。舞台人としてのこだわりを、一つの作品にささげてきた20年。演者としてだけでなく作り手としても関わり続けた堂本が、このステージに懸ける思いとは? 「カメラを向けられるのが嫌い。ドキュメンタリーみたいな素の自分を見せるのは恐怖がありますね」と語る堂本を、「Endless SHOCK」を通して徹底的にひもといていく(3月12日現在、「Endless SHOCK」は新型コロナウイルスに関する情勢に鑑み、現在公演中止となっている)。

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