イケメン役から怪演まで演技の幅が広がった小池徹平

俳優の小池徹平が、今秋上演予定のミュージカル「るろうに剣心 京都編」(東京・IHIステージアラウンド東京)で主演をつとめる。

一部スポーツ紙によると、同作品は、伝説の剣客・緋村剣心の戦いを描くストーリーで、漫画家・和月伸宏氏(49)の「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」が原作。アニメや実写映画などもヒットした人気作で、2016年には宝塚歌劇団により舞台化されている。

今回の作品では、宝塚版でも演出を手がけた小池修一郎氏が、原作ファンの間でも人気の高い「京都編」を新作として書き下ろした。小池が頬に十字の傷のある剣心になりきったビジュアルを披露された。

「なんといっても意識するのは、映画版で主演とつとめ自身の代表作となった佐藤健だろう。しかし、観客に生身の演技を見せる舞台では映画版とはまた違ったスキルが要求されるので、小池らしい剣心を演じてくれそうだ」(舞台関係者)

小池は15歳の時に「第14回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し芸能界入り。

モデル活動を経て、02年にフジテレビ系ドラマ「天体観測」で俳優デビューした。

俳優活動をこなすかたわら、同じ事務所のウエンツ瑛士と音楽デュオ「WaT」を結成して05年にメジャーデビューし紅白にも出場。

大手事務所の所属にもかかわらず、音楽活動はオリジナルの楽曲で代々木公園近辺でストリートミュージシャンの活動からスタートさせた。

俳優業では映像作品をこなしつつ、キャリアを重ねたところで舞台公演にも出演。16年に舞台「1789」、「キンキーブーツ」での演技が評価され「第42回菊田一夫演劇賞」の演劇賞を受賞した。

「もともと、イケメン役が多かったが舞台経験で役の幅が広がり、昨年夏にAbemaTVで放送された『奪い愛、夏』ではゆがんだ愛情表現をする主人公の夫役を公演。かなりの怪演ぶりが話題になっていた。今後もああいう役のオファーがありそうだ」(芸能記者)

プライベートでは18年に女優の永夏子と結婚し昨年第1子の長男が誕生。そのことも仕事の原動力になっているようだ。

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