バルセロナを「一人で破壊した」5名のスーパースター

レアル・マドリーとともにスペインのビッグ2となっているバルセロナ。リオネル・メッシとともに今世紀最も成功を収めたクラブの一つである。

しかし、そんなバルセロナを「個人の活躍で圧倒した」という選手たちも…。今回は『Sportskeeda』から「一人でバルセロナを撃破した5名の選手」をお送りする。

5位:クリスティアーノ・ロナウド

2009年にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーへとやってきたクリスティアーノ・ロナウド。彼がスペインにいた間、レアル・マドリーはリーガでのクラシコに4勝10敗。決してバルセロナの牙城を崩したとは言えないが、特定のダービーマッチでは圧倒的な支配力を見せたことも事実だ。

2011-12シーズンの第35節、両チームは優勝を争ったままでカンプ・ノウでのクラシコに臨んだ。首位レアル・マドリーと2位バルセロナの勝点差はわずか4。

開始17分でレアル・マドリーがサミ・ケディラのゴールで先制も、70分にバルセロナがアレクシス・サンチェスの同点弾で追いつく。その直後、この試合で輝かしいパフォーマンスを見せていたクリスティアーノ・ロナウドが火を吹いた(動画4:21秒~)。

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右サイドからのパスで裏に抜けたした彼は、ビクトル・バルデスの脇を軽やかに抜くシュートを決め、このシーズンのリーガ優勝に極めて近づく勝利に貢献している。

4位:エマニュエル・ボアテング

バルセロナの2017-18シーズンは浮き沈みの激しいもので、UEFAチャンピオンズリーグでは準々決勝で敗退した。しかしリーガでは無敗を続けており、その立場は盤石であるかのように見えた。そう、レバンテのFWエマニュエル・ボアテングと対戦するまでは。

このときのバルセロナは最初の7試合のうち5回で無失点。その安定感は素晴らしく、リーグの首位を保ち続けていた。無敗のままで迎えた第37節であった。

ボアテングは9分、30分、そして49分にゴールを決め、ハットトリックを達成。さらにエニス・バルディが2点を追加し、レバンテが5-4と勝利を収めたのである。

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すでに優勝を決めていたバルセロナであるが、残り2試合という状況でシーズン初の敗北を喫することに。まさかレバンテと若きボアテングにやられるとは、誰も思っていなかった。

3位:ディヴォック・オリギ

記憶に新しい2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝。バルセロナは前年度のローマ戦のような恐ろしい崩壊を避けなければならなかった。

1stレグで3-0と勝利していたバルセロナはもはや過ちを繰り返すとは思えなかったが、その予想を打ち砕いたのはリヴァプールのサブに過ぎないFWディヴォック・オリギだった。

開始からわずか7分でゴールを決めてリヴァプールに流れを引き入れると、さらに3-0で迎えた延長戦で奇跡を起こした。トレント・アレクサンダー=アーノルドの意表をついたCKから…(動画1:15~)。

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オリギはすかさずニアに生まれたスペースに飛び込み、歴史的な大逆転を決める重要なシュートを叩き込んだのだ。

2位:パウロ・ディバラ

2016-17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ、PSGを相手に大逆転勝利をあげたバルセロナのプレーは世界に衝撃を与えた。0-4での敗北から6-1の勝利という「奇跡的なカムバック」だった。

勢いを取り戻した彼らを準々決勝で迎え撃ったのは、マッシミリアーノ・アッレグリ率いるユヴェントス。チャンピオンズリーグでこの時点まで無敗を保ち、わずか2失点しかしていなかった。

その1stレグ、バルセロナにとっての悪夢となったのはパウロ・ディバラだった。アルゼンチンの先輩メッシの目の前で、ディバラは開始からわずか22分で2ゴールを決めてみせた。

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そのシュートも非常に見事。角度のないところから逆ポストに決めた高い技術、そしてカウンターからの鋭い左足ミドル。ユヴェントスは3-0とこの試合を勝利し、準決勝に駒を進めた。

1位:トーマス・ミュラー

2012-13シーズンのチャンピオンズリーグでは、準決勝の2試合が両方ともドイツ対スペインというカードに。ボルシア・ドルトムントはレアル・マドリーと、そしてバイエルンはバルセロナと対戦した。

世界屈指のクラブ同士の対戦は拮抗したものになるかと思いきや、1stレグでほぼ試合は決まった。アリアンツ・アレーナでの試合はトーマス・ミュラーが2ゴールを決め、マリオ・ゴメスの得点をアシストし、アリエン・ロッベンの追加点のビルドアップに関与した。

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マン・オブ・ザ・マッチを持ち帰ったミュラーは、その1週間後にカンプ・ノウでもゴールを奪う。2試合合計7-0という歴史的な勝利の立役者となった。

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