増加しているタイヤトラブルの実態
国土交通省が発表した「平成30年路上故障の実態調査結果」によると、平成30年9月から11月までの間に発生した路上故障部位別発生件数の割合で最も多い故障部位はタイヤ。一般道路では35.3%(前年32.7%)、高速道路ではタイヤ58.7%(前年55.2%)となっており、前年を上回る割合でタイヤトラブルが増加しています。故障の内訳を見てみると、一般道路・高速道路ともに「パンク・バースト」「空気圧不足」が主な故障状況です。
国土交通省も警鐘を鳴らす
この状況に対し国土交通省は「過去の統計からもタイヤの故障発生件数の割合が高いことから、走行前にタイヤの摩耗量や外観の傷の確認及び空気圧の確認等の日常点検を確実に実施することにより、このような路上故障の発生を未然に防ぐ事ができると考えられます。」と警鐘を鳴らしています。
日頃から空気圧チェックするクセをつけよう
近年では空気圧センサーを装着した車種が増え、また、空気圧センサーを後付けできる商品も販売されています。ですが、タイヤの状態を良好に保には、日々の点検やメンテナンスがもっとも重要なのです。
車を使っている中で、空気圧をチェックするタイミングはいくつもあります。給油するとき、ディーラーなど整備工場併設の充電スタンドで充電するとき、洗車をするときなど、これらのタイミングはタイヤ空気圧をチェックする絶好のチャンス。給油や充電、洗車のついでにタイヤ空気圧もチェック・調整するクセをつけておけば、タイヤトラブルを未然に防ぐことができ、命を守ることにも繋がるのです。