辞令交付式中止 県、長崎市など

 長崎県などは13日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、31日の退職者辞令交付式と4月1日の新規採用職員辞令交付式を中止すると発表した。同日の新年度知事訓話も中止。県は「まだ県内に感染者は出ていないが、万全を期すため」としている。
 退職者の辞令交付式は県と県教委それぞれ約100人が出席予定だった。新規採用職員の式は例年、対象職員や管理職らが参加。県は県議会議場で約300人、県教委は大村市の県教育センターで約500人が出席予定だった。辞令は配属先の所属長が交付する。
 長崎市と市教委は、退職者の式の規模を縮小。例年は対象者とその家族など同伴者が出席していたが、今回は対象者のみとなる。新規採用職員の式は県同様、一堂に会しては行わず、各配属先の職場で各部局長が対象者に辞令を交付する。

© 株式会社長崎新聞社