BC栃木がキャンプイン 現時点で開幕は4・11も球団社長「NPBの判断がどうなるか」

BC栃木・寺内崇幸監督【写真:細野能功】

NPB通算96勝の成瀬も参加、就任2年目の寺内監督「リセットしてスタートを」

 球団創設4年目の昨季、初のリーグ優勝に輝いたBCリーグ栃木が14日にキャンプイン。小山市内の本拠地「小山ベースボールビレッジ」室内練習場で始まった。時節柄、激励に駆け付けた大久保寿夫小山市長は「新型コロナウイルスに注意し、健康に留意して連覇を」と呼びかけた。

 今季からロッテ、ヤクルト、オリックスで通算96勝をマークした成瀬善久投手が加入した。大貫礼央内野手(宇都宮工業)、斎藤尊志内野手(亜大)、宇賀神聖内野手(宇都宮工)、山田綾人投手(玉川大)、石田駿投手(九産大)、安井勇輝外野手(徳島インディゴソックス)、片山誠也捕手(SUNホールディングス)ら8選手に、育成も5選手が加わり、半数が入れ替わった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でトークイベントなどファンとの交流が軒並み中止になり、17日から無観客でオープン戦が始まる。栃木県民球団の江部達也球団社長は「公式戦は無観客での開催は考えていない」と話し、小山の本拠地で予定される4月11日の開幕戦(神奈川フューチャードリームス戦)は予定通り行う考えを示している。しかし「今後のスケジュールについては独立リーグで集まって話し合うが、NPBの判断がどうなるか」とも語っており、不透明な部分もある。

 チームスローガンは「進歩」。昨年はリーグ初優勝したものの、NPBドラフトでの指名はゼロ。就任2年目になる寺内崇幸監督は「優勝だけではなく、NPBに行くことが重要。昨年と同じことをやっていては成長がない。(リーグ制覇を)リセットして、スタートを切りたい」と意気込んだ。(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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