熊本県知事選、候補者のネット発信力は? 公約の文字多すぎ、人柄伝える内容を

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若手記者(手前両端)と意見を交わす左奥から稲村孟虎さん、楠由佳子さん、本田汐里さん=12日、熊本市中央区のびぷれすイノベーションスタジオ(高見伸)

 22日投開票の熊本県知事選は、新型コロナウイルスの影響で集会などの自粛が広がり、インターネット上での選挙戦にも注目が集まっている。熊日の若手記者企画「#選挙に行かなきゃダメですか?」では、若者の投票率の向上に取り組むNPO法人ドットジェイピー熊本支部の大学生3人と一緒に、候補者2人のネット発信力をチェックした。(志賀茉里耶24歳、丸山伸太郎24歳)

 知事選に立候補しているのは新人で元熊本市長の幸山政史氏(54)と、現職で4選を目指す蒲島郁夫氏(73)=届け出順。どちらもホームページのほか、会員制交流サイト(SNS)のインスタグラム、フェイスブック、動画投稿サイトのユーチューブを開設。幸山氏はSNSのツイッターや無料通信アプリのLINE(ライン)も活用している。

 -2人ともネット上での発信に取り組んでいるね。

 稲村孟虎さん(熊本学園大2年)「両方ともフォロワー数が、普通の友達レベルの少なさで、あまり見られていないのでは。インスタの投稿画像は端が切れてるし、使い慣れていない感じもする」

 楠由佳子さん(県立大2年)「2人ともインスタなのに、文字が多すぎ。読んでみようとは思わないかも」

 -どんな内容だったら見たくなる?

 本田汐里さん(県立大2年)「原稿を読み上げるだけの動画ではなく、本人の人柄が伝わる内容が見たい」

 稲村さん「『コロナのバカー』とツイートして話題になった熊本市の大西一史市長のSNSは身近に感じている。直接つながっている感じがする」

 -気になる政策について発信はあった?

 本田さん「卒業後は県内で就職したいと思うので、雇用の創出策を知りたい。ホームページの公約を見ても、文字数が多すぎて、なかなか探せない」  楠さん「渋滞を減らすなど県内各地へのアクセス改善に関心がある。どちらもSNSに交通政策を投稿しているけど、公約に書いてある内容の繰り返し。私がほしいと思う情報はなかった」

 -何が投票先を決める情報になる?

 楠さん「正直、今の段階では2人の公約を見比べても、違いがあまり分からない。本人の発信だけじゃなくて、ネットやSNS上の評判も参考にする」

 稲村さん「直接会って質問をぶつけたい。でもそれは難しいから、せめてSNS上で質問に答えてくれたら。本人の生の声を聞かせてほしい。ネット投票ができるようになれば、もっといいのに」