元ロッテ岡田氏、BC栃木のコーチ2年目に 古巣のV願う「今年は打てるチーム」

BC栃木・岡田幸文外野守備走塁コーチ【写真:細野能功】

岡田氏は2018年に現役引退、ロッテから派遣の形で栃木のコーチを務める

 ルートインBCリーグ、栃木ゴールデンブレーブスの岡田幸文外野守備走塁コーチが就任2年目を迎える。ロッテから派遣される形で指導に当たっている35歳の岡田氏は、14日に小山ベースボールビレッジで始まったキャンプでも兄貴分的存在として若手を引っ張っている。

 外野ノックでも大声を張り上げて選手を叱咤激励する。地区優勝を決めた昨年の試合後には、逃げ回りながらもナインにつかまって胴上げされていた。「昨年8月に松本(尚樹)さん(ロッテ球団本部長)から『来年もやってほしい』と話がありました」と話した。ゴールデングラブ賞を2度受賞した名手。実績から見て本来なら2軍を含めてロッテ首脳陣の一員に加わってもおかしくはないが、現場を知る松本本部長とのパイプ役になり、独立リーグを中心に情報発信という大きな役割を担っている。

 地元の作新学院出身で、足利市の自宅から通えるメリットもある。「福田秀も加わり、今年は打てるチームになった。あとは軸になるピッチャー。石川が頑張ってくれれば」と古巣のリーグ制覇に期待を込めた。育成から這い上がってロッテ一筋10年間プレーした岡田氏は、若手ぞろいの独立リーグのコーチ業に邁進している。(細野能功 / Yoshinori Hosono)

© 株式会社Creative2