ユナイテッド航空、供給能力半減へ 搭乗率は2割〜3割見込む

ユナイテッド航空は、オスカー・ムニョス最高経営責任者(CEO)とスコット・カービー社長が約10万人の従業員に宛てたメッセージを公開し、雇用凍結や自主的な休暇プログラムを導入し、経営への影響を回避するためにあらゆる手段を講じることを明らかにした。

本来は繁忙期である3月の最初の2週間で、昨年の同時期と比べて利用者が100万人以上減少したといい、3月の売上高は前年比15億米ドル減少することを見込んでいる。

大幅な便数の削減や雇用凍結、自発的な休暇制度の導入、支出削減、CEOの基本給全額返上、昇給延期などを行うほか、4月と5月の供給能力を約50%削減することを、現地時間3月16日にも発表する。そのような対策を行っても、搭乗率は20%から30%程度に落ち込むことを予測しており、夏の旅行シーズンまで続くことを見込んでいる。

両氏はメッセージの中で、「10万人のリーダーとして、私たちはあなた方一人一人に対し、あなた方を守るような方法で会社を運営しなければならないという、深い責任を感じている。需要が一時的にゼロとなったとしても、できるだけ多くの給料が払えるように努力する。」と表明し、従業員に対して理解を求めた。

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