フィリーズがベネズエラ出身の18歳プロスペクトを獲得へ

フィリーズは、ベネズエラ出身の18歳のプロスペクト外野手、ジョスワル・ガルシアと契約合意に達したようだ。まだ球団からの正式な発表は行われていないものの、関係者の話として、契約金が250万ドル前後になる見込みであることが報じられている。ガルシアは俊足と守備力を高く評価されており、リードオフマンを任せることのできる俊足好守の中堅手へと成長することが期待されている。

現在18歳のガルシアは、2019~2020年の国際フリーエージェント契約期間(現地時間2019年7月2日にスタート)がスタートした時点で契約する予定だったものの、年齢の問題によりメジャーリーグの球団との契約ができない状態となっていた。最近になってメジャーリーグの球団と契約できる状態になり、フィリーズが獲得に成功した。

ガルシアは身体能力の高さと強肩に定評があり、ハイレベルなスピードと守備力を兼ね備えた中堅手へと成長する可能性を秘めている。直近の60ヤード走(約55メートル)では6.3秒という好タイムをマーク。打者としてはバットにボールを当てるコンタクト能力に長けており、外野手の間を抜く二塁打や三塁打を量産するタイプと見られる。身体が成長していくにつれて長打力も増していくことが期待される。

将来的には打線のリードオフマンを務め、盗塁王のタイトルを争うような選手へと成長することが期待されている。メイクアップ(人間性)や野球センスの面でも評価が高く、将来が非常に楽しみな選手である。なお、フィリーズは現在の国際フリーエージェント契約期間ですでに33人のプロスペクトと契約を結んでおり、契約金の総額は210万ドル前後と推定されている。ちなみに、現在の国際フリーエージェント契約期間における最大の目玉選手だったジェイソン・ドミンゲス外野手は、契約期間がスタートした現地時間2019年7月2日にヤンキースが契約金510万ドルで獲得に成功している。

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