休校中の小中学校で校庭開放、笑い声響く 葉山町

サッカーをして遊ぶ子どもたち=葉山小学校

 葉山町は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校中の町立全6小中学校で、平日午後1~4時に校庭を開放している。小中学生が体を動かし楽しむ機会を確保するためで、葉山しおさい公園(同町一色)も無料開放中だ。

 連日、町内在住の多くの子どもたちが訪れており、町立葉山小学校(同町堀内)では、サッカーやバスケットボールなどを楽しむ笑い声が響いていた。サッカーに興じていた小学4年の男児は「友達とサッカーができてすごく楽しい」と笑顔。同2年の男児も「学校がないと暇だから、グラウンドで遊べてうれしい」と喜んでいた。保護者も入れるため、40代の男性会社員は「こうした場の提供は助かる」と話していた。

 葉山しおさい公園は14日から、午後1~4時に町内在住の小中学生向けに無料開放を始めた。運動公園ではないため、町は「散策や自然観察で遊んで」と呼び掛けている。

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