すぐ怒る、落ち込む……。「感情的な上司」との接し方

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今回は「感情的な上司がめんどくさい」というお悩みに、ライターのトイアンナさんがアドバイスします。

感情的な上司がめんどくさい

今の上司が感情的すぎて悩んでいます。彼女は感情の起伏が激しく、気に入らないことがあるとすぐ顔に出して対象者をきつい口調で攻撃したり、仕事がうまくいかなかったときはあからさまに落ち込んだりします。正直対応がめんどくさいのですが、どう接したらいいのでしょう。

■感情的な上司と、理詰めな上司……どっちも嫌

ああ、未熟な上司ってめんどくさい。会社員の80%くらいは、そう思いますよね。

セクハラ覚悟で申し上げると、私も感情的な上司のもとについてしまったときは「この人は、年に365日生理なんだ」と思い込むことでやり過ごしていました。

他方、100%理詰めな上司というのもなかなか怖いものです。すべてをロジカルに話し、ミスを理詰めで説明してくれる“優しい”上司にあたったときも、私はストレスを感じていました。理詰めされると、自分にしか非がないとわかってしまうからです。

感情的な上司なら「あいつ、未熟なくせに!」とこちらも怒れます。対して、理詰めな上司から「私が100%悪い」と分かっている状況で指導を受けるのも病むんだな~と、よくわかりました。

この世に完璧な上司はいないし、すべての上司は未熟なもの。そう考えておいたほうが、いざ自分が上司になっても自分自身を許せます。

■感情的な上司に当たったら「上司の過去」に思いをはせる

それでも、目の前の上司は嫌い。なんなら、病みそう。そうなったら、自分の心を守ることだけ考えましょう。

最初にできることは「上司が育った環境に思いをはせる」ことです。

感情的な上司は、大体が感情的な上司に育てられています。「自分こそ感情的になるまい」と思っていたはずなのに、気づけば上司に教わった方法で部下を指導してしまう……という上司のなんと多いことか。

人は、教わった方法でしか指導できないもの。上司だって、昔は被害者だったのかもしれないのです。

ぜひ、上司の上司が若かったころの評判を聞いてみましょう。今は優しいあのえらい人も、かつては悪魔とののしられてきたのかも……⁉上司の過去を知ることで、自分にも余裕が生まれるはずです。

■本当にキツいなら上司の上司に相談しよう

上司の育った環境を理解してもなお、心がもたないなら……病む前に「上司の上司」へ相談しておきましょう。

上からは、意外と現場の状況が見えないもの。部下から相談をもらって初めて、えらい人は「えっ、あなたの上司ってそんな指導をしてるの?」と知るのです。

できれば、録音など客観的な証拠があるとベター。キツいLINEやメールはスクリーンショットを撮りましょう。音声なら携帯の録音機能やペン型のICレコーダーなどで、自衛を心がけてください。

未来のあなたを守るのは、今のあなたです。

POINT.

・完璧な上司はいないと思えば、自分が将来上司になっても自らの未熟さを許せる・嫌な上司もまた、かつては被害者だったかもしれないと知り、余裕を手に入れよう・病みかけたら早めに「上司の上司」へ相談を!

(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)