映画「ワイルド・スピード」とは
2001年に公開されたシリーズ1作目から現在も続く、人気カー・アクション映画。これまでスピンオフ1本含む、計9本の作品が公開され、2021年4月には待望の最新作の公開が控えています。
当初は、ロサンゼルスを舞台にドラッグレースに熱中するストリートレーサーたちを題材とした内容で、当時のアメリカのストリート・レース文化を踏襲した日本車のコンパクトスポーツモデルの多数登場などで、カー・アクション映画にカテゴライズされていましたが、作品毎にグレードアップしていくアクション要素(クルマ関係なくw)に、最早SFアクション映画と見紛う大迫力エンターテイメント作品となっています!!
ハチの巣→炎上→爆破! 三菱 エクリプス
まず1台目に紹介するのは、記念すべき、主人公ブライアンが最初のドラッグレースで使用したモデル。「ワイルド・スピード」の劇中、ブライアンは“まだ”ロス市警の刑事で、潜入捜査用として8万ドルかけてカスタムされたことになっています。
ドレッグレースではニトロを使用して、一瞬トップに出るも最終的にはエンジントラブルが原因で、ブライアンは最下位に。その後、敵対する集団にマシンガンで銃撃され、ワイスピ定番!? の大爆発で最期を迎えるシーンがとても印象的。
実はドムは日本車にも乗っていた! マツダ RX-7
もう一人の主人公ドミニク(ドム)が、当初転がしていたのが、“FD”の愛称で親しまれるマツダ RX-7。主に映画序盤で登場し、ドラッグレースでの活躍から、ドム同様カリスマ的存在でした。こちらもニトロを備え爆発的なスピードで魅せてくれます。FDの特徴的なリトラクダブルが固定式になっているのもポイントです(笑)。
シリーズを通してアメ車乗りのイメージが強いドムですが、登場当初は日本のスポーツカーに乗っていました。
真っ黒のボディが激渋だったホンダ シビッククーペ
ドム一味がトラック襲撃の際に使用しているのが初代ホンダ シビッククーペ。劇中、黒い三連星よろしく、3台の黒いシビッククーペが編隊を組んでトレーラーを襲撃し、強盗を繰り返します。カスタマイズされハイスペックを誇るマシンが数多く登場する「ワイルド・スピード」の中で、シビックは特別速い車というわけではありませんでしたが、デカール等一切ない真っ黒のボディに、腹下で光る緑のネオン管が超クールでした!
ワイスピの象徴! トヨタ スープラ(A80)
ファンの間でも断トツ人気なのが、オレンジボディにクールなデカールが印象的なブライアンの(ドムのともいえる)トヨタ A80型のスープラ。
劇中で、ブライアンがドムとのドラッグレースに負けたあと、ドムが経営するガレージにレッカー車で持ってきたのが事の始まり。
最初はボロボロ過ぎて使い物にならないだろう、と周囲に笑われるもトヨタ史上最強のエンジンと言われる“2JZエンジン”を搭載していると分かった途端、ドムの仲間が「無敵のマシンになる」と言い、そこから皆でリペア&ビルトをしていくシーンがとても印象的でした。
ちなみに実際に撮影で使用したオレンジのA80スープラは、2015年に米国で開催された自動車オークション「Mecum」に出品され、日本円にして約2240万円(2015年5月当時)で落札されたそうです。
ドムの愛車 ダッジ チャージャー
ここまで登場した車種を見て分かる通り、日本のスポーツカーが多数登場するワイルド・スピード1の中で、その対極的存在として描かれているのがアメリカン・マッスルカーであるダッジ チャージャー。
ドムの愛車としてシリーズを通して登場しますが、ワイルド・スピード1での初登場時では、ナスカーのドライバーだったドムの父の形見として登場しました。ボンネット上にあるスーパーチャージャーが特徴的です。
当時のドムは、この父の形見であるチャージャーを運転するのが怖いと言ってました。そんなこともありましたね~。
こんな時だからこそ、ワイスピ見ながら“コロナ”を飲み干せ!
いかがでしたでしょうか? 正直、ここに挙げた5車種以外にも、印象的なクルマはまだまだあります! レティの240SXとか、レオンのR33 GT-Rとか、ジェシーのジェッタとか、あとは・・・。
シリーズが進むに連れ、日本車の登場は減ってきてはいるものの(ポールが他界したのも関係ありそう…)、未だ“カッコいいクルマたち”が多数登場している「ワイルド・スピード」シリーズ。最新作公開の前に、コロナビール片手にこれまでのシリーズみんな見返しちゃいましょう(笑) まだ見たことないというそこのあなた! これを気に重い腰を上げて見ちゃいましょう! 本数が多い!? 大丈夫、1本見れば、あっという間に全部見てますから(笑)
次回は、シリーズ2作目「ワイルド・スピードX2」の出てきたカッコいい車たちを紹介します! お楽しみに!
[筆者:MOTA編集部]