法廷にも『新型コロナ』の影響... 傍聴人は1メートル間隔 長野地裁「2席空けて座って」

 新型コロナウイルスの感染予防で長野地裁は18日から順次、管内の裁判所で傍聴席を制限すると発表しました。傍聴人は2席空けて座り、席の使用は従来の3~4割に限定されるということです。

資料 長野地裁

 長野地裁は新型コロナウイルスの感染リスクを減らす措置として、法廷の傍聴席の使用を一部で制限すると17日、発表しました。傍聴人に1メートル程度の間隔をとってもらうため、2席空けて座り、座れない席は、張り紙で知らせるということです。制限は感染が収束するまでのしばらくの間続けるということです。

 長野地裁管内で最も広い長野地裁第一号法廷の傍聴席は60席ありましたが、使用は23席程度に限られます。傍聴席の制限は、あすから長野地裁本庁と6支部、4簡裁で順次始まります。

 新型コロナウイルスを巡っては、今月11日に松本支部で予定していた御嶽山噴火災害の民事訴訟について、長野地裁は感染拡大を受け「傍聴人が多数になる予想がされる」として期日を取り消しています。

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