野村義男24年ぶりのソロアルバムは総勢60人以上が参加した力作

Love On Music

3月14日のInterFM897『Love On Music』(DJ: 佐藤タイジ(シアターブルック)、サブDJ: ジョー横溝)は、ギタリストの野村義男を迎えてお送りしました。

24年ぶり、7年かけて作ったソロアルバム「440Hz with〈LIFE OF JOY〉」

ジョー横溝(以下、ジョー):野村さんはニューアルバムがリリースになりましてね。2月29日に発売となったソロアルバム「440Hz with〈LIFE OF JOY〉」、ヨシオ・ウィズ・ライフ・オブ・ジョイと読むんですよね。

佐藤タイジ(以下、佐藤):440でヨシオって読むんだ。

野村義男(以下、野村):チューニングが442ぐらいだよね、「ラ」の音がさ。だけど自分がヨシオだから440で。だからアルバムの曲は全部440。

ジョー:なるほど。そして制作期間が7年という。今までの音楽史上で一番長かったんじゃないですか?

野村:なんで7年かかったかっていうと、いま55歳なんだけど、50歳の記念用にアルバムを作ろうと思って、その2年前からレコーディングを始めようとしてたの。で、メンバーをどうしようかと思った時に、知り合いみんなに参加してもらいたくて。声をかけてみたらみんないいよっていってくれるけどスケジュールが合わない。2年で作ろうとしてたのに7年かかっちゃった。50代記念アルバムになっちゃった。でも悔いはないね。

タイジ:これ総勢、何名参加してるんでしたっけ?

野村:62、3かな?

ジョー:ええ!佐藤タイジには声かけしなかったんですか?

野村:パソコンに声かけする人のリストを作ってたの。そこに入ってたんですよ。でもギターのタイプが似てるから……。

ジョー:なるほど!後は僕も、せん越ながらライナーノーツを書かせてもらいまして。野村先輩とご飯を食べながら、色々お話を聞かせてもらって。どの曲にも物語が詰まっているんですけど、レコーディング秘話とかあります?

野村:高木ブーさんにも参加してもらって、歌を歌ってもらってるんですよ。ブーさんのレコーディングを決めたの。で、その日にブーさんがキャンセルして。その次の週もキャンセル、次もキャンセルで。なんでって聞いたら、ブーさんが独自でスタジオ借りてボイトレして、曲を体に入れてからじゃないと歌えないって。最初のスタジオの時は曲が体に入ってなかったみたいで。でも来た時は素晴らしかったですよ。

ジョー:ええ!そうなんですか!

野村:プロってこういうことなんだなって思いましたよ。

ジョー:参加人数は、多くても1人1曲だけなんですよね。

野村:みなさんが1人1曲だけ。全部の曲が、僕以外全員メンバーが違う。ジャンルも全部違う。

タイジ:そうなんですよ。いわゆるインスト・フュージョンもあればロックもあるし、ハードも歌謡っぽいのもあるし。

野村:自信作です!

ジョー:野村さんのニューアルバム、ソロとしては24年ぶりですよね。

野村:その間にバンドだったりはあるけど、野村義男という名前で作ったのは24年ぶり。

ジョー:すごいですね。アルバムに参加してもらった方には、すでに天国に行ってしまってる方もいて。

野村:そうなんですよ。

ジョー:さっき「Black Rat」かけたけど、ああいうインストって今ないよね。すごく新鮮だと思います。

野村:ありがとう。

ジョー:若い人にも聴いてもらって、こういう音楽っていいなと思うチャンスだと思うんですよ。

野村:そうかな。今回のアルバムのレコーディングで一番最初にしたセッションが一発録りだったんだよ。それに参加してくれたのが、(ムッシュ)かまやつさんで。そこから始まったんだけど、バンドと歌と一発。詞も即興で。バンドメンバーは、かまやつさんが何言ってるか聞きながらだから、演奏中にかまやつさんに応えるの。音で。かまやつさんは、この日の日記を歌ってるの。あの時は何かわからなかったけど、今日のことを言ってるんだと思って。

タイジ:かっこいいね。これを7年間出さないのはすごいよ。

野村:7年前のその日のプレイだからさ。せーのでやらないとできないよね。

ジョー:是非、手に取っていただければとおもいます。

野村義男

Love On Music

放送局:InterFM897

放送日時:毎週土曜 21時00分~22時00分

出演者:DJ: 佐藤タイジ(シアターブルック)サブDJ: ジョー横溝

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