大耳小耳

©Nikkey Shimbun

 新型コロナウイルスが感染拡大した事を受け、記者は通勤でマスクを使い始めた。ところがメトロの中で座席に座った瞬間、隣りに座っていた若いブラジル人女性が急に席を立ち、これみよがしに少し離れた別の席に移った。マスク使用に慣れないブラジル人にとっては、「マスク使用者」=「コロナウイルス感染者」という意識だったのかも。しかしそれよりひどかったのは、ジャポン・リベルダーデ駅前の階段を歩いていた際に、近寄ってきたホームレスがこちらを指差して「コロナウイルス!」と叫んだことだ。他にマスクをしているブラジル人もいたので、東洋人だったから言われたらしい。ブラジルでこのような東洋人差別的な経験は初めてだが、感染拡大への恐怖が、こうした行動につながったのかも。