3月上旬の山陽新幹線利用者、前年比54%減 運営ホテルは稼働率3割に急落 JR西 

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新幹線車両=神戸市中央区、JR新神戸駅

 JR西日本は17日、山陽新幹線の3月1~14日の利用者数が前年同期比54%減だったと発表した。新型コロナウイルスの影響で、訪日外国人や企業の出張などが減少。北陸新幹線が同56%減、在来線特急が同57%減と、いずれも前年同期の半数以下にとどまった。

 京阪神間の在来線は同34%減。時差出勤やテレワークなどで、平日朝のピーク(午前8時台)の利用が同15%減少した。乗車券や特急券などの収入(旅行会社が販売した分などを除く速報値)は同47.3%減で、特に100キロ以上の中長距離券が同59.9%減と大きく落ち込んだ。ホテルや小売りなど非鉄道事業でも深刻な影響が出始めている。

 JR西が運営するホテルグランヴィア大阪(大阪市)や同京都(京都市)は14日までの客室稼働率がいずれも3割台に急落。ショッピングセンターなど商業施設の3月前半の売上高は前年同期比約3割減だった。

 長谷川一明社長は「かつてないほどの利用減。一刻も早く終息に向かってほしい」と話した。(前川茂之、三島大一郎)