「ドコモオープンイノベーションクラウド」を商用提供開始

2020年3月18日
株式会社NTTドコモ

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、ドコモのネットワーク網と接続したクラウドコンピューティング設備(以下、クラウド基盤)を用いたサービスである「ドコモオープンイノベーションクラウド™」を2020年3月25日(水)より商用提供開始します。また、接続端末とクラウド基盤間の通信経路を最適化することでネットワーク伝送遅延を短縮する「クラウドダイレクト™」の提供を、2020年5月下旬以降に予定しています。

「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、低遅延、高セキュリティなど、MEC(Multi-access Edge Computing)※1の特長を持つクラウドサービスで、ドコモ網内の設備にクラウド基盤を構築することで実現しています。これまで「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」に参加するパートナー向けに、「ドコモオープンイノベーションクラウド」のトライアル環境を提供し、33社と技術検証を進めてまいりました。

今回、「ドコモオープンイノベーションクラウド」を商用提供開始するにあたり、2020年3月25日(水)に東京拠点を開設いたします。クラウド基盤には、ドコモが開発した画像認識API※2などの技術や、ドコモおよびパートナーが提供する映像伝送、VR・ARなどの11ソリューションが順次搭載され、5G時代のソリューション・サービスに広く活用されることが期待されます。クラウド基盤に搭載するソリューションは順次拡大してまいります。

さらに、2020年5月下旬以降の「クラウドダイレクト」の提供開始にあわせて、神奈川、大阪、大分拠点を開設し、全国4拠点にて運用します。複数拠点のご利用をお申込みいただくことで、接続先の拠点を柔軟に変更可能な「ネットワーク・オン・デマンド機能」によって、より低遅延なクラウドコンピューティングサービスをご利用いただけます。

なお、ドコモオープンイノベーションクラウド」提供開始に合わせて、これまで「ドコモ・クラウド基盤」として提供してきたサービスを「ドコモオープンイノベーションクラウド」に統合します。

ドコモは、「5G」を通じて、新しい価値の創出や社会課題の解決に貢献し、お客さまの生活がより便利で、豊かなものになるよう努めてまいります。

※1 MECとは、移動通信網において、お客さまにより近い位置にサーバーやストレージを配備する仕組みです。

※2 画像認識技術の一部は、NTTグループのAI「corevo®」を構成する技術です。

*「corevo」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。

*「ドコモオープンイノベーションクラウド」「クラウドダイレクト」は、株式会社NTTドコモの商標です。

別紙

「ドコモオープンイノベーションクラウド」概要

1. 特長

・ドコモのネットワーク網内に設置した安心・安全なクラウド基盤

・「ドコモ・クラウド基盤」を統合し、仮想マシンインスタンスや仮想ネットワークなどが利用可能

・以下の特長を実現する「クラウドダイレクト」に対応

-5G時代に求められるネットワークの伝送遅延の低減

-ドコモのネットワークとダイレクトに接続することによるセキュリティの高い閉域通信

-「クラウドダイレクト」の管理機能として、モバイル回線の接続先の閉域網やクラウド拠点をユーザー自身が柔軟に変更できる「ネットワーク・オン・デマンド機能」

・画像認識APIなどのドコモの技術アセットを活用したソリューションを開発可能

2. 提供開始日

2020年3月25日(水)

3. 料金(税抜)

・仮想マシンインスタンス月額料金

・オプションサービス

4. 「ドコモオープンイノベーションクラウド」で利用可能なソリューション

ドコモの公式ホームページ「サービス・ソリューション 法人のお客さま」よりご確認ください。

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/?category=5g

5. システム構成

6.申し込み方法

・全国のドコモ法人営業担当者

・「ドコモのホームページ 法人のお客さま」 お問合せページ

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/support/inquiry/

7.サービスロゴ