元整備士イチオシ! パパ・ママ友に100万円以下で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

アウディ A4 アバント

スポーティ、実用的、プレミアム3拍子そろったアウディ A4 アバント

アウディ A4 アバント
アウディ A4 アバント

外車らしい高級感あふれる内外装と、家族で使えるメインカーとして、今回ご紹介するのは、アウディ A4アバント(2008年モデル)です。

ドイツプレミアムカー御三家であるアウディの主力車種であるA4のステーションワゴンであるA4 アバント。

ギュッとした塊感に加え、傾斜角が比較的大きいリアゲート、そして、やや押し出し感の強いフロントマスクがスポーティな印象を与えています。

ドヤポイント その1:本場アウトバーンで鍛えた足腰と伝家の宝刀“クワトロ”

アウディ A4 アバント
アウディ A4 アバント

欧州車で走りのイメージが強いメーカーと言うと、BMWイメージする方も多いかもしれませんが、走りのスポーティさで言えば、アウディの走りも十分スポーティ。

特に4WDシステムであるクワトロは、路面状況を問わず安心感のあるトラクション性能と、軽快な走りが魅力です。

速いクルマが好きなパパさんにおすすめ!

ステーションワゴンという外観から、あまり走りのイメージが沸かないかもしれませんが、スポーティな足回りに加え、2.0リッターTFSIエンジンとクワトロモデルを選べば、211psの最高出力と、35.7kgf・mという最大トルクで、国産車には無いトルクフルな加速が楽しめます。

ドヤポイント その2:使い勝手のいいラゲッジ

アウディ A4 アバント
アウディ A4 アバント

ここだけの話、実はクルマメディアで活躍するカメラマンの多くは、欧州のステーションワゴンやSUVに乗っているのです。

その理由は諸説(?)ありますが、筆者が実際に聞いたもっともらしい理由は、「国産車よりもラゲッジの横幅が広く使いやすいから」ということ。

最近の国産車は、欧州に習って2.0リッタークラスでも全幅が1700mmを超える車種が増えてきました。

ですが、もともと5ナンバーという概念のない欧州車。仮にもっと排気量の小さい車種でも、国産車より横幅の広いラゲッジを備えた車種が多く見受けられます。

アウトドア好きのパパ・ママさんにおすすめ!

A4 アバントのラゲッジ容積は、同時期に販売されていたメルセデス・ベンツやBMWの同クラスの車種よりも大きい490L!

横幅の広さも手伝って、日々のお買い物からキャンプ道具まで、たっぷり載せることが可能です。

ドヤポイント その3:控えめなインテリアは逆にオシャレ

アウディ A4 アバント
アウディ A4 アバント

現在中古車市場に多く出回っているのは、黒を基調にしたインテリアのA4 アバント。

これは個人の好みや主観になってくるかもしれませんが、中には地味という声も聞かれます。

しかし筆者としては、その落ち着いた雰囲気こそ、質実剛健なVWの高級ブランドらいポイント。

また実際にハンドルを握れば、ドライバーの意志がクルマに伝わる感覚が得られ、その運転感覚こそ、VWのプレミアム部門を担当するアウディ魅力なのです。

シックでコンサバ好きのママさんにおすすめ!

すでにお話したように、スポーティで押し出し感のある顔を持つ外観とは打って変わって、A4 アバントのインテリアは、過度な装飾がなくシックで落ち着いたものになっています。

高級ブランドを、ドヤっ! と身に着けることに抵抗があるというママさんには、A4 アバントのインテリアはしっくりくるはずです。

アウディ A4 アバントを買うなら注意してほしいポイント

アウディ A4 アバント

トランスミッションに注意

A4 アバントに搭載されるトランスミッションは、FFのCVTと、クワトロ(4WD)のDSGという2種類があります。

そしてこのCVTがやや曲者…。DSGに比べスポーティ感に乏しいだけでなく、加速がギクシャクする、極端な例では走行不能になるといったトラブルが多く報告されています。

一方、ダイレクトな走行フィールが楽しめるDSGの場合、クラッチのトラブルを起こしてしまう個体が多く見受けられます。

その原因の多くが乗り方に起因するのですが、可能であれば試乗する、もしくは過去に修理しているかを確認するなど、時間をかけて慎重に選びたいところです。

エンジンオイルがガンガン減る

もともと欧州車の多くは、ガソリンと一緒にエンジンオイルを燃やすという特性があります。

一緒に燃えること自体は正常なのですが、A4 アバントに搭載されている2.0リッターTFSIエンジンの中には、500kmで1.0リッター以上消費してしまうものが…(基準は1000kmで1リッター)。

この不具合はメーカーも認めており、ピストンリングやコンロッドといったエンジン内部の対策品が出されています。

そして、保証ではなく実費で修理した場合、かかる費用は7~80万円と高額…。

購入後はエンジンオイルの消費に注意するのはもちろん、購入時は半年以上保証の付いた中古車がおすすめです。

[筆者:増田 真吾]

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