【お花見特集2020】日本最古の風格。現在も美しい花を咲かせる「山高神代桜」

東京では観測史上最速の開花宣言となり、いよいよ桜のシーズンを迎えました。各施設の休園やイベントの中止などもあり、外出することを控えたくなる時世、今年の花見は遠出を控えるという方も、是非この記事で花見気分を感じてみてくださいね。全国に点在する桜の名所を、例年の満開の写真とともに特集で紹介しています。今回紹介するのは、山梨県北杜市の「山高神代桜」です。樹齢2,000年ともいわれるエドヒガンザクラは、日本最古・最大級の巨木で、日本初の天然記念物に選ばれた名木。今も美しく花を咲かせ、人々を魅了する存在感のある桜です。

日本最古にして最大級の巨木

日本三大桜のひとつであり、日本最古・最大級のエドヒガンザクラである「山高神代桜(やまたかじんだいさくら)」は、大正時代に国指定の天然記念物第一号となった名木です。その当時は、高さ13,6メートル、縄張りは東西27メートル南北30.6メートルの巨木だったそうですが、度重なる自然災害により少し小さくなっているようです。それでも、現在も高さ約10メートル周囲12メートルある巨木で、毎年美しい桜の花を咲かせます。

悠久の歴史を持つ「山高神代桜」

推定樹齢は1,800年~2,000年ともいわれる長い歴史をもつ「山高神代桜」。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国へ遠征された時に、この地に立ち寄った記念に植えた、という伝説も残っているそうですよ。

山高神代桜のある「実相寺」

日蓮聖人を開祖とする日蓮宗の寺院「実相寺」は、総本山身延山久遠寺の直末の寺院としても知られています。日本最古の「山高神代桜」があることで特に有名ですが、ほかにも、宇宙文化事業により宇宙へ行った神代桜の種の「地涌じゆの桜」(通称「宇宙ザクラ」)や、神代桜と並んで日本三大桜に数えられる、福島県三春町の「滝桜」や岐阜県本巣市の「淡墨桜」の小桜も境内にあり、多様な桜を見ることができます。

【山高神代桜(やまたかじんだいざくら)】

所在地: 山梨県北杜市武川町山高2763

電話: 0551-26-2740(実相寺)

公式サイト: https://www.hokuto-kanko.jp/sp/sakura_jindai

2020年開花状況の見込みは?

「臥竜公園」の桜の見頃時期の目安は、例年咲き始めが3月24日~27日頃、見頃は4月5日~12日とのことですが、日本気象株式会社の情報によると、東海地方の開花時期は平年よりかなり早い見込みと予想されています。

最新情報は、下記のサイトをご確認ください。

日本気象株式会社: 2020年桜の開花・満開予想

山高神代桜がある実相寺の公式サイトでも、開花情報をお知らせしています。

[情報協力・写真提供:やまなし観光推進機構]

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