ジェクトワン調べ、空き家所有者の7割が活用希望

ジェクトワン(東京都渋谷区)が運営するアキサポ空き家総研は3月18日、空き家所有者の意識・実態に関する調査結果を発表した。首都圏1都3県の空き家所有者300人を対象に実施。7割以上が空き家を活用したい旨を回答した。

空き家活用の意向については、「活用したい」が39.7%、「やや活用したい」が32.2%で、計71.9%が活用したいとしている。特に30代では「活用したい」が50.0%と高く、「やや活用したい」も18.8%だった。空き家の所有状況は戸建てが85.2%、マンションは64.8%が1年以上放置。戸建てでは46.7%、マンションでは42.3%が5年以上の放置となっている。

空き家放置の理由(複数回答可)はトップが「何をするにしてもお金がかかる」が35.0%、次いで「活用したいがどうしたらよいか分からない」30.7%、「建物に価値がなさそう」が23.7%だった。「お金がかかる」は30代では4.8%だが40代では36.1%、50代では35.5%にのぼった。

空き家を活用するならどうするか(複数回答可)の問いには「売却する」が61.0%、「自分や家族が住む」が30.0%、「住居の賃貸にして家賃収入を得る」が25.3%。空き家を賃貸した場合に期待する月額の賃料は1位が「5万~10万円未満」で25.3%、2位は「10万~15万円未満」で15.7%、3位は「5万円未満」の10.0%となった。想定する空き家のリフォーム・リノベーション費用は「1000万円以上」が18.2%、「200万~300万円未満」が12.6%、「100万~200万円未満」が11.9%。「1000万円以上」は50代で21.9%、60代で17.5%と多くなっている。

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