横浜で桜開花宣言 平年より8日早く

横浜市中区の本牧通り

 横浜地方気象台は18日、横浜で桜(ソメイヨシノ)が開花した、と発表した。平年より8日、昨年より3日それぞれ早く、満開まで1週間ほどかかるという。

 横浜・みなとみらい21(MM21)地区や桜並木で知られる本牧通りでは、春の陽気に誘われた人々がほころんだ桜を見上げていた。

 大岡川沿いでもつぼみがふくらみ始め、開いた花もちらほら。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月に予定していた「大岡川桜まつり」が中止となる中、写真を撮影していた30代のカップルは「緊張感が続くが、桜を見ると気持ちも温かくなる。春の訪れをようやく感じられ、うれしい」と笑顔を見せていた。

 同日午前11時、横浜市中区にある同気象台の標本木で職員が開花の目安となる5輪以上が咲いているのを確認。横浜の日中最高気温は17.2度(同気象台調べ)で4月上旬並みの暖かさだった。

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