【新型コロナ】施設入所の80代が感染 横須賀2人目、感染の看護師が介助

横須賀市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、横須賀市は18日、市内の介護老人保健施設「ハートケア湘南・芦名」に入所する80代の男性の感染が新たに確認された、と発表した。男性は、15日に感染が判明した女性看護師が勤務していた同施設の病棟に入所していた。

 市によると、男性は発熱などの症状はないが、医療機関への入院を調整しているという。同施設に勤務する女性看護師は、2月23日~3月1日にエジプトを旅行し、感染者が相次いだナイル川クルーズに参加。PCR検査の結果、15日に陽性が判明していた。帰国後、同施設で5日間勤務し、今回の男性にも検温や入浴介助を行っていたという。

 市は女性看護師と濃厚接触したとみられる病棟の入所者とスタッフら111人に対し、順次PCR検査を実施している。18日現在で54人が陰性だったという。

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