英中銀、追加緊急措置の用意 新型コロナ懸念の高まりで=総裁

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[ロンドン 18日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は18日、英中銀が利下げを実施した先週以降、新型コロナウイルスによる経済面への脅威が強まっているため、英中銀は追加の緊急措置を用意していると述べた。

総裁は「新型コロナウイルスが大企業に及ぼす影響は先週に一段と厳しくなった」と語った。

英中銀は11日に緊急利下げを実施し、政策金利を0.25%に引き下げたほか、中小企業向けの融資促進策を導入。また17日には英中銀が投資適格級の格付けを得ている企業のコマーシャルペーパー(CP)を買い取ると発表した。

総裁はこの日、CP買い取りの規模は明らかにしなかった。ただ既存のCP市場は小さいものの、英中銀は企業から直接新たなCPを効果的に買い取ることが可能と強調した。

またポンドが1.19ドルを下回ったことに注目しているとし、自身の見解は示さなかったものの、次回会合で議論すると指摘。「(ポンドの下落を)考慮に入れ、その影響について慎重に検討する」とした。

新型コロナ危機による金融市場の閉鎖に関しては否定。市場が制御不能にならない限り、市場を開き続けることは重要とし、「金融システムは現時点でうまく対応している」と述べた。

BBCとのインタビューでは、英国資産の空売りをやめるよう呼び掛けた。

一部では英中銀がマイナス金利政策や国民に直接お金をばらまく「ヘリコプターマネー」政策の導入に踏み切るとの見方が出ているが、総裁は否定的な見解を示した。