ときに何者にも迎合しない「伝説の記者」の半生が一冊に。柳澤秀夫氏、初の著書『記者失格』発売!

ときに何者にも迎合しない予定調和を破る発言で人々の心を揺さぶってきた、 元NHK解説員でフリージャーナリストの柳澤秀夫氏。 「伝える」ことに真摯に向き合う人生の中で、 何度も自分の不甲斐なさを思い知った。 戦場で、 沖縄で、 韓国で、 組織で、 病の床で、 そしていま――。 初の著書『記者失格』(朝日新聞出版、 3月19日発売)で、 そのすべてを告白する。

天文学者を夢見た口下手な、 でも生来野次馬根性だけは強かった会津の少年は、 いつしか数々の事件・事故、 戦場の取材に奔走する「伝説の記者」となり、 組織の悪しき慣例とも根気強く闘うジャーナリストになっていく。

しかし、 挫折しそうになることは何度もあった。 取材相手への想像力の至らなさ、 伝えたいことが容易に伝えられない戦場、 組織人とジャーナリストというどこか矛盾した立ち位置、 がんになって感じた“生”への執着――。 そして、 経験を重ねるほどに、 自分が知らない世界、 目を向けられていなかった世界があることに気付く。 その世界を教えてくれた「あさイチ」(NHK)の共演者V6・井ノ原快彦さんとフリーアナウンサーの有働由美子さん、 韓国で共同生活を送りながら、 ともに取材をした草彅剛さんとのエピソードも。

何があろうと「背骨を曲げない」姿勢を貫く著者は、 「そこにあるもの」そして「ここにいる人」と、 どう接し、 何を考えて、 どう行動してきたのか。 その半生を振り返り、 「伝える」立場である人間として、 あらためて考え抜いた初の著書。

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