ヴォルターズ「PO諦めない」 異例の再中断、気持ち引き締め

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練習で汗を流す熊本ヴォルターズの選手たち。右奥はギャビン・ウェア=ルネサス川尻スポーツプラザ

 バスケットボールBリーグ2部(B2)の熊本ヴォルターズは、新型コロナウイルスの感染拡大で21日から4月1日までの5試合の中止が17日決まった。リーグの発表から一夜明けた18日、選手たちは厳しさを増したプレーオフ(PO)進出を期して練習に励んだ。

 Bリーグは2月下旬から約2週間の中断後に無観客で再開したが、再び中断となる異例の事態となった。熊本と同じ西地区のバンビシャス奈良や香川ファイブアローズでは、感染への不安から帰国する外国籍選手も出ている。

 そうした混乱にも熊本のセンター、ギャビン・ウェア(米国出身)は冷静で、「モチベーションは高いし、チームを抜ける選択肢はない。自分が残れば、他チームに対して有利になる点もある」。不慣れな異国で緊張を強いられる生活にも「不安はあるが、うがいと手洗い、除菌で乗り切る」と前を向く。

 熊本は西地区4位にとどまる中、ワイルドカード(東、中、西各地区3位以下の勝率上位2チーム)でのPO進出に懸けるが、予定通りに再開しても残り8試合。目下のライバル、中地区3位のFE名古屋とは5ゲームの差があり、ワイルドカード獲得のハードルは高い。

 しかし、ネナド・ヴチニッチヘッドコーチは「ウイルスで苦しむ人に比べれば、自分たちの前にある壁は大したことはない。集中して仕事に取り組むだけだ」と再開に向けて気持ちを引き締めた。(萩原亮平)