エンゼルス・大谷 帰国許可も本拠地で調整へ 監督が明言

日本時間3月19日、エンゼルスのジョー・マドン監督は電話でのメディア対応を行い、チーム内に新型コロナウイルスに感染したと見られる選手がいないこと、アリゾナ州テンピのキャンプ施設でいかなる種類の練習も行われる予定がないことなどを明らかにした。また、大谷翔平には日本への帰国許可が出ているものの、大谷はまだアリゾナに滞在しており、今後はカリフォルニア州の本拠地に移動して調整を継続する予定であることも明らかになった。

エンゼルスの選手たちは、日本時間3月3日にプロバスケットボール(NBA)の元スター選手であるチャールズ・バークリーとキャンプ地で接触。バークリーには新型コロナウイルスに感染した疑いがあるため、エンゼルスからも感染者が発生することが懸念されていた。しかし、バークリーの訪問から14日以上が経過しており、新型コロナウイルス感染時の症状が見られる選手がいないため、マドンは「チーム内に(感染時の)症状がある者がいるとは聞いていない」と安心した様子を見せている。

エンゼルスの選手たちは、先週のうちに帰宅するよう通達を受けており、マドンによると、現在もアリゾナにとどまっているのはオフシーズンをアリゾナで過ごしている選手だけだという。大谷には日本への帰国許可が出ているものの、まもなくアリゾナからカリフォルニアへ移動し、開幕時期未定のレギュラーシーズンに向けて調整を継続する予定となっている。

また、マドンは疾病対策センターからの要請を尊重する意向を示しており、「我々は現在、シャットダウン・モードだ。選手が集まって練習するのは適切ではないということがどんどん明らかになっている」と選手を集めて練習を行う可能性を否定。ただし、適切な予防策を施したうえで、選手たちが個人で練習することについては、問題なしとの見解を示している。さらに、開幕時期未定のレギュラーシーズンについて「行われると信じているけど、162試合フルで行われることはないかもしれないね」と言及した。

© MLB Advanced Media, LP.