新型コロナウイルスの感染拡大による各種イベント中止などの影響で、花きの消費低迷・価格下落が生じているとして、県花き振興協議会は18日、生産者らへの経営支援などを求め、県に陳情書を提出した。
同協議会によると、3月は彼岸や卒業式などもあり、1年間で最も花きの需要がある。今年は新型コロナの影響で、卒業式や各種会議などが規模縮小され、全国的に花の販売額が減少。カーネーションやバラ、草花などの1本当たりの単価は例年より2~5割減少しており、厳しい状況が続いているという。
同協議会の吉田良一会長は、経営が困難となっている生産者への支援と、花きの消費拡大を求め、中村功農林部長に陳情書を提出。中村農林部長は「生産者が苦労されていることは重く受け止めている。消費拡大に向け、アイデアを出し合いながら検討したい」と述べた。
イベント中止で消費低迷 花き生産者支援を 振興協議会 長崎県に陳情書
- Published
- 2020/03/19 11:07 (JST)
- Updated
- 2020/03/19 11:19 (JST)
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