「チェルシー、達人カンテの後釜に欲しい3人の最強ボランチ」

レスターで奇跡の優勝に貢献し、チェルシーでも絶対的存在となったフランス代表MFエンゴロ・カンテ。ただ、鉄人だったはずの彼もこのところはやや怪我が増えてきた。

ここでは、『Sportskeeda』による「チェルシーがカンテの代役にしうる3人のMF」を見てみよう。

フッサーム・アウアール(リヨン)

ボールテクニック、パススキル、中盤からゲームを操る能力を持った彼は、ブルーズの中盤にとってパーフェクトな選手になりえる。

リヨンでは130試合で24ゴール24アシストをマークしており、レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、ユヴェントス、PSGなどから関心を寄せられている。チェルシーも1月の移籍市場で狙っていたとか。

今季はUEFAチャンピオンズリーグでも存在感を見せており、ユヴェントス戦でも決勝ゴールをアシストしてみせた。

アウアールはチェルシーの中盤の苦境を解決する存在になりえる。だが、獲得するためには迅速に動く必要があるはずだ。

セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(ラツィオ)

セリエA暫定首位のラツィオを牽引している主軸選手のひとりであるミリンコヴィッチ=サヴィッチ。

数シーズン前にブレイクしたものの、昨季はやや苦しんだ。ただ、今季は好調時のフォームを取り戻している。

エレガントでパワフルな万能MFであり、ドリブルスキルも併せ持つ。頭の回転が速いほか、パスレンジも広く、長身で空中戦にも強い。

ラツィオが彼につけた7000万ポンド(92億円)という価格は高額ではあるが、欧州で最も有望なタレントのひとりということを考えれば、それほどの負担額ではないだろう。ワールドクラスに匹敵するMFであり、獲得できればいいものになるはずだ。

ウィルフレッド・エンディディ(レスター)

レスターと契約したその日からカンテと比べられてきたナイジェリア代表MF。今季のパフォーマンスは比較に値するものだ。

最高レベルの守備的MFのひとりに成長したエンディディは躍進するレスターで主軸を担っている。

怪我で数試合を欠場したものの、今季のタックル数はプレミアリーグトップを維持。守備力だけでなく、パス成功率も84%を誇る。

レスターは彼がいなかった1月の試合でひとつも勝てなかったほどチームにとって重要な存在だ。カンテと似たプレースタイル、より成長しうる余地があることから、素晴らしい代役になるだろう。

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