アヴァランチーズ、リヴァース・クオモをフィーチャーした新曲リリース

サンプリングを駆使して音楽をクリエイトする型破りな音楽ユニット=アヴァランチーズが、新曲「ランニング・レッド・ライツ feat.リヴァース・クオモ&ピンク・シーフ」を本日3月19日にリリースした。

同作は、日本でも大人気のオルタナティブ・ロック・バンド ウィーザーのフロントマン、リヴァース・クオモをヴォーカルに迎え、LAのラッパー ピンク・シーフが、半年前に亡くなったアメリカのミュージシャン/詩人 デイヴィッド・バーマンの歌詞を唱える、シンセ、ハープ、タンバリンで彩られた、宇宙的でドリーミーな曲。

アヴァランチーズのロビー・チェイターは、リヴァース・クオモ、そしてデイヴィッド・バーマンについてコメントを寄せている。

「この曲は当初は“シングル曲”ではなかった。でもリヴァースが、スペースメン3にインスパイアされた、我々の作りたてで不鮮明な楽曲を、彼の寛容な心で理解してくれて、聴かれるべきものに姿を変えたんだ。リヴァースは、僕らがいつも狙っている幸福と悲しみの間のほろ苦さを理解している。その感覚はブライアン・ウィルソンから来ているものなんだ」 「デイヴィッドとは、何年か前からこのレコードのテーマや歌詞について話していた。僕たちは音楽のスピリット、幽霊、音楽は不思議なことに部屋に住んでいていつまでも聴こえる、といったことを書いた。彼の死から6ヶ月後の今、この曲をリリースするのはとても不思議な感覚だ。でも彼がこの音楽を聴いて、そして何よりそれを気に入ってくれたことが、我々にとってはこの上なく嬉しく、価値があることだ」

同作のミュージック・ビデオは、前作『ワイルドフラワー』収録の「ビコーズ・アイム・ミー」のMVも手掛けたGregBrunkallaがディレクターを務めた。彼はエミー賞に3回ノミネートされている。

アヴァランチーズは、この曲のリリースに際してもステートメントを発表している。


「ランニング・レッド・ライツ」は、当初は「シングル曲」ではなかった。 リヴァース・クオモは、スペースメン3にインスパイアされた、我々の作りたてで不鮮明な楽曲を、彼の寛容な心で理解してくれた。 このことが、この曲を向上させ、我々が伝えたかった真のメッセージである「失うこと」に焦点を当てる事を可能にしたのだ。

彼の視野の広い、高揚的で、神々しさが感じられるほど鋭い、音楽を見つめる心は、アヴァランチーズの音楽を作る上で必要不可欠だ。 大切なものを全て失い、もうこれ以上失うものはないと感じた時の、深い溝の向こう側にある人間の虚無の感情を、彼は繊細に捉えることができるのだ。

人生の美しさと壮大さ、そしてその儚さ、全てを同時に表現した曲。 リヴァースはアヴァランチーズと同じように、常に一つ一つの音の間に存在する空間、メランコリーを追い求めている。

デイヴィッドは数年前に、ミドル・エイト部分に歌詞を提供することに同意してくれた。 彼の死から6ヶ月後の今、この曲をリリースするのはとても不思議な感覚だ。 でも彼がこの音楽を聴いて、そして何よりそれを気に入ってくれたことが、我々にとってはこの上なく嬉しく、価値があることだ。

デイヴィッドは、僕が絶望に打ちひしがれていた時期に、よく私に便りをくれた。

「ランニング・レッド・ライツ」は、そんな暗い日々についての曲なのだ。

人生の1秒1秒が祝福である。だからこそ、恐れなく生きることが大切だ。誰かを愛しているのであれば、それを相手に伝えよう。 繋がりをなくしてしまったら、我々に何が残るだろう? リヴァースが歌うように、「私たちに残されているのはお互いだけ」なのだ。 我々には信じる心がある。それだけで十分だと思う。


■商品情報

アヴァランチーズ

「ランニング・レッド・ライツ feat.リヴァース・クオモ&ピンク・シーフ」

“Running Red Lights Featuring Rivers Cuomo & Pink Siifu”

2020年3月19日配信 

試聴・購入等はこちら 

© ユニバーサル ミュージック合同会社