EWC:二輪レースのル・マン24時間開催日程を再変更。1週間前倒しで8月最終週開催に

 9月5~6日に開催が延期されたFIM世界耐久選手権(EWC)第3戦ル・マン24時間耐久ロードレースのスケジュールが再度変更され、8月29~30日決勝となることが、ACOフランス西部自動車クラブから発表された。

 当初は4月18~19日に開催される予定だった二輪のル・マン24時間。しかし、ヨーロッパ圏で驚異となっている新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でフランスの厚生労働省大臣が1000人以上が集まるイベントを禁止したことを受け、開催延期となった。

 当初の延期スケジュールでは9月5~6日での開催が予定されていたが、3月19日にACOは四輪のル・マン24時間耐久レースについても9月19~20日に開催を延期すると発表したことで事態が動いた。

 ACO側は「四輪のル・マン24時間が9月19~20日に延期されたことで、我々は9月前半という短い期間に、二輪と四輪の24時間レースを開催することになってしまった」と説明している。

「両大会を短いインターバルで開催する準備を整えるべく、我々フランス西部自動車クラブとFIM、EWCをプロモートするユーロスポーツ・イベントの三者で協議をし、ル・マン24時間耐久ロードレースを8月29~30日に開催することで合意した」

「我々の最優先事項はこれまで提供してきたイベントの水準を維持しつつ、イベントにかかわるすべての人々の安全を確保することだ。今回の決定は新型コロナウイルスとの“戦闘”に打ち勝つために決断された」

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