スプリング・トレーニングで印象を残したプロスペクト ナ・リーグ編

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スプリング・トレーニングは、メジャーリーガーのためのレギュラーシーズンに向けての準備期間というだけでなく、若手たちの重要なアピールの場でもある。毎年、多くのプロスペクトたちに自身の力を証明するための出場機会が与えられ、彼らは開幕ロースター入りや、関係者に良い印象を残すことを目指して懸命にプレーする。

それは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、短縮されることになった今年のスプリング・トレーニングも例外ではない。メジャーリーグ公式サイトでは、素晴らしい印象を残したプロスペクトを各球団から1人ずつ紹介している。

東部地区

ブレーブス:カイル・ライト投手(球団別プロスペクト・ランキング4位・全体52位)
2017年ドラフト全体5位で指名を受けて入団。プロ入りから1年足らずでメジャー昇格を果たしたあと、壁にぶつかっていたが、オープン戦では13回1/3を投げて15奪三振、防御率2.03と開花の兆しを見せている。

マーリンズ:アレックス・ベシア投手(同27位)
2018年ドラフト17巡目で指名を受けて入団。オープン戦では6試合に登板して無失点、2セーブを記録した。昨季のマイナーリーグ、アリゾナ秋季リーグ、オープン戦を通じて45イニング連続無失点を継続中。

メッツ:デービッド・ピーターソン投手(同10位)
2017年ドラフト1巡目で指名を受けて入団。オープン戦では6回を投げて6奪三振、防御率1.50を記録した。オフに行った増量が球速の上昇に繋がった。

ナショナルズ:ルイス・ガルシア内野手(同2位・全体97位)
昨季後半戦から成績を向上させており、オープン戦でも打率.417、1本塁打を記録した。19歳と非常に若く、将来性を高く評価されている。

フィリーズ:ラファエル・マーチャン捕手(同7位)
オープン戦での出場機会は6打席のみだったが、その優れた守備能力が注目を集めた。守備力だけならすでにメジャーリーグ級との評価。

中部地区

ブリュワーズ:マリオ・フェリシアーノ捕手(同3位)
2016年ドラフト2巡目補完で指名を受けて入団。オープン戦では打率.333、2二塁打を記録した。昨季はA+級でそれぞれリーグ1位の9本塁打、81打点、長打率.417、210塁打を記録してMVPを獲得した。

カージナルス:ディラン・カールソン外野手(同1位・全体17位)
2016年ドラフト1巡目で指名を受けて入団。オープン戦では打率.313、出塁率.436、OPS.905を記録して、メジャーレベルの投手相手にも引けを取らないことを証明した。昨季最も評価を上げたプロスペクトの1人で、今季中のレギュラー定着が期待されている。

カブス:トレント・ジアンブローン内野手(同ランク外)
2016年ドラフト25巡目で指名を受けて入団。最大の武器は大学時代にリーグの最優秀守備選手賞を受賞した守備力だったが、オープン戦では打率.458、12打点と打撃でもアピールした。プロ入り時の契約金は僅か1000ドルだった。

レッズ:ホセ・ガルシア遊撃手(同5位)
2017年6月に契約金500万ドルで入団。プロ入り時から守備力の高さには定評があったが、オープン戦では4本塁打を記録して打撃でも印象を残した。

パイレーツ:ニック・バーディ投手(同ランク外)
2014年ドラフト2巡目で指名を受けてツインズに入団した後、2017年オフのルール5ドラフトでパイレーツに移籍してきた。オープン戦では4回2/3を投げて8奪三振を記録。2017年にはトミー・ジョン手術、昨年は胸郭出口症候群を患うなど波乱の多いプロ生活を送っている。

西部地区

ダイヤモンドバックス:ケビン・クロン一塁手(同26位)
今オフ、タイガースへ移籍したC.J.クロンの弟。昨季はマイナー84試合でマイナートップの39本塁打、メジャーでも39試合で6本塁打を記録した長距離砲。オープン戦でも3本塁打を放って自身の持ち味をアピールした。

ドジャース:コディ・トーマス外野手(同ランク外)
2016年ドラフト13巡目で指名を受けて入団。オープン戦ではメジャートップタイの5本塁打を記録した。大学時代にはアメリカンフットボールもプレーしており、控えのクオーターバックだった。

ジャイアンツ:ジョーイ・バート捕手(同1位・全体14位)
2018年ドラフト全体2位で指名を受けて入団。オープン戦では打率.438、2本塁打を記録した。打撃と守備どちらも非常に高い評価を受けており、バスター・ポージーの後継者と目されている。

パドレス:ハビー・ゲラ投手(同24位)
100マイルに達する剛速球が武器。オープン戦では5回3/1を投げて無失点、5奪三振を記録した。元々は遊撃手として期待されていた選手で、クレイグ・キンブレルを放出したトレードでレッドソックスから移籍してきた。

ロッキーズ:アントニオ・サントス投手(同30位)
アリゾナ秋季リーグで好成績を残して評価を上げている選手。オープン戦では5回を投げて防御率1.50を記録した。無駄な出塁を許さない投球が身上。(モ)